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鉄道ファン必見!石川県立図書館で「鉄道タイムトラベル展」

  • 2023年06月22日

県立図書館では、鉄道の歴史を振り返る特別展が開催されています。特別展を企画した1人、河合さんにお話を伺いました。
(金沢放送局 記者:時國瑠花)

「鉄道タイムトラベル展」開幕!

石川県立図書館で始まった「鉄道タイムトラベル展」。
来年春の北陸新幹線全線開業を盛り上げようと、県が企画しました。

見て、触れて、感じる、鉄道の歩み。

県立図書館に入ってすぐ、エントランスに置かれたこちらの車輪。

北陸新幹線の実物車輪

車輪の重さは、なんと450キロ! 金沢と東京間をおよそ2,700回往復。
距離にしておよそ200万キロ走行しました。
ふだんは隠れて見ることができない、北陸新幹線の車輪をぜひ間近で触ってみてください!

鉄道ファン必見! 貴重な資料や関連図書が700点以上

681系特急電車 481系特急「雷鳥」

電車の模型などの展示物、およそ20点に加えて、
図書館ならではの関連図書が700冊以上並んでいます。

「県内全域で北陸新幹線を盛り上げたい」。

特別展を企画した河合郁子さん

「県内全域で北陸新幹線を盛り上げたい」。
そう語ってくださったのは、この特別展を企画した県立図書館の河合郁子さんです。
河合さんが特に注目してほしい展示物を時代の流れに沿って紹介していただきました。

1.<昭和初期>物産案内図からみる沿線の発展

行商の人が使っていた沿線物産案内図

昭和11年ごろ、行商の人たちが各駅の特産物を知るために使っていた地図です。
明治30年、県内で始めて北陸本線がつながり、流通網が整備されたことで
県内の伝統工芸の需要は大きく増加しました。

金沢駅のとなりに描かれた金ぱくのイラスト。この地図から各駅の特産物を知ることができます。

この地図のイラスト、とにかくかわいいんです。
自分が住んでいる駅のイラストが何か探してみると楽しいと思います。

2.<昭和~平成>人気特急「雷鳥」のヘッドマーク

特急「雷鳥」のヘッドマーク

昭和39年に登場した大阪と富山をつなぐ人気特急「雷鳥」の先頭車両につけられていた飾り看板です。
登場した当時、金沢と大阪を3時間50分でつなぎました。

今はサンダーバードとなって金沢と大阪間をおよそ2時間半でつないでいますが、来年には金沢と新大阪間をおよそ2時間でつなぎます。技術の進化などによりどんどん早くなっています。こうやってみると、大阪延伸の期待感が膨らんでいきますよね。

だんだんと短くなっていったその歴史をこのヘッドマークを見ながら
感じていただけたらと思います。

3.<令和~>北陸新幹線(金沢ー加賀トンネル)の車窓風景

こちらのモニターでは、未来の風景が楽しめます。

                             提供:石川県    

来年春には、皆さんが自分の目で見ることができるようになります。
一足先にこちらでお楽しみください。

最後に……。

今回、懐かしの写真や本を集めました。お年寄りの方同士でも、楽しいと思いますし、お子さんやお孫さんにも昔話を聞かせてあげて3世代などで楽しんでいただければうれしいなと思っています。

ほかにも、鉄道シミュレーター体験や新幹線の運転手さんのトークイベントなども
開催しています。ぜひご来館ください!!

石川県立図書館 特別展「鉄道タイムトラベル」
令和5年6月20日(火)~9月10日(日)まで
開館時間:9:00~19:00(土日は18:00まで)  休館日:月曜日

  • 時國瑠花

    NHK金沢放送局 記者

    時國瑠花

    石川県出身
    2023年入局
    大阪で過ごした学生時代。
    サンダーバードをよく利用していました。

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