【動画】ひろしま登山歩 大峯山 (広島市・廿日市市)瀬戸内から県北部の山々を一望 #6歩目
- 2023年07月31日
「ひろしま登山歩」6歩目の山は、広島市と廿日市市にまたがる大峯山(おおみねやま/1050m)です。広島市の最高峰としても知られ、山頂からは、瀬戸内や県北部の山々を見渡すことができる360度のパノラマが広がっています。登山道は整備されており、これから県北部の1000m超の山に挑戦する登山者にとって、まさに入り口の山です。新緑の季節を迎え、私たち登山歩メンバーもその一歩を踏み出します。
(NHK広島放送局キャスター 前川夏生)
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標高1000m以上の山に初挑戦
今回一緒に登るのは、登山ガイドの今村みずほさんです。登山を始めてまだ3回目の私にとって、1000m以上の山に登るのはドキドキでした。
広島の山に登る時は、標高ではなく標高差で考えるのが大切です。大峯山は登山口が標高500mにあるので、実際に登るのは500mちょっとということになります。前回登った倉橋島の火山が標高差400mでしたので、そこからもう少し頑張る感じです。
今回は、廿日市市の下川上登山口から登ります。樹林帯の急な上りが続く、およそ2時間の登山です。
登ったのは4月18日、新緑が芽吹き始めていました。
杉やヒノキの樹林帯を歩いていると、足下にも新緑を見つけました、マムシグサです。
一般的にはマムシグサと言われています。茎の所がだんだら模様になっていてマムシっぽいのでマムシグサです。本物じゃなくて良かったね。
ひたすら急な上り
標高800mを超えると、急な上りになります。大峯山は、上りがずっと続くのが特徴です。鳥の鳴き声に応援されながら頑張っていると、今度は本物のヘビに出会いました。
ブナとの出会い
標高900mを超えると、瀬戸内沿岸の山では見られない植物に出会いました。ブナの木です。
しかもこの木はとても大きく、登山者からは「峯太郎ブナ」と呼ばれています。
いよいよ山頂、待っていたのは大パノラマ
登山口から歩くこと2時間、慎重にはしごを越えると山頂に到着です。ちょうど晴れ間も出てきて、県北部の山から瀬戸内まで見渡すことができました。特に県北の山々が層のように重なっているのが印象的で、広島県の山の多さに驚きました。
さあ、ひろしま登山歩も県北部の山々へ挑戦していきますよ。