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G7広島サミット 被爆者からのメッセージ 佐久間邦彦さん

  • 2023年04月11日

佐久間さんは、生後9か月の時、爆心地からおよそ3キロの自宅で被爆しました。当時の記憶はありませんが、幼い頃から苦しい経験をしてきました。小学生の時には腎臓病と肝臓病を患い、長期間学校を休みました。成長してからも、体調を崩すたびにこのころの記憶が頭をよぎり、不安に襲われたと言います。会社を定年退職してから、友人の勧めで広島県被団協の相談員になり、被爆者健康手帳の申請などを支援するようになりました。現在は理事長を務めています。2022年にはアメリカで行われたNPT=核拡散防止条約の再検討会議に合わせて現地を訪れ核兵器の非人道性を訴えるなど、活動を続けています。佐久間さんから、首脳たちへのメッセージです。

『被爆者として生きて今日までいかされているのは
核兵器のない世界を2度と繰り返してはならない
そういう世界を望み今度のG7ひろしまサミットは
そういった意味で各国に核兵器のない世界の実現のため努力してほしい』

佐久間邦彦さん(78歳)
「広島で行われるG7サミットは、やはり被爆地広島から世界に向けて核兵器廃絶を呼びかける大きな要素が必要だと思います。岸田総理大臣には、核兵器のない世界に向けて世界の先頭に立ってリードしてほしい。今度のG7サミットは非常に重要な会議になると思います」

(年齢は取材当時です)

G7広島サミットに向けて(日本語)

Message to G7 world leaders (English)

「被爆者たちの声」はこちら

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