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G7広島サミット 被爆者からのメッセージ 植野克彦さん

  • 2023年02月16日

高知市に住む植野克彦さんは、78年前、広島で被爆しました。7人きょうだいの3男で、当時、中学1年生。学校近くの畑に農作業に出かける途中、爆風で突き倒され、背中などに大きなやけどを負いました。意識を失い、原爆投下から11日後に救護所で母と再会。最初に聞かされたのは、父と姉、兄の死でした。戦後、母の地元、高知で暮らすことになった植野さん。若い世代に同じ思いをさせたくないと、80歳を過ぎたころから自身の被爆体験を語り始めました。仕事の関係で中国の人たちと交流を深めてきた経験から、ほかの国に関心を持ち、そこに住む人たちを理解することが戦争の回避につながると感じています。植野さんから、G7首脳に伝えたいこととは。

『私は絶滅危惧種でありたい』

植野克彦さん(90)
「もう2度と被爆者をつくらないでくださいということ。新しくはできてこない、減る一方でというのがありがたいこと。核による被害者は私たちで最後にしてほしい。核兵器を持っていない国は作らないでほしいし、持っている国は核兵器を廃棄してほしい。もうこれ以上、使ってもらいたくない。核兵器はもう、廃絶しかないと思う」

(年齢は取材当時です)

G7広島サミットに向けて(日本語)

Message to G7 world leaders (English)

「被爆者たちの声」はこちら

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