ページの本文へ

ひろしまWEB特集

  1. NHK広島
  2. ひろしまWEB特集
  3. G7広島サミット 被爆者からのメッセージ 豊永恵三郎さん

G7広島サミット 被爆者からのメッセージ 豊永恵三郎さん

  • 2023年01月17日

豊永恵三郎さんは、原爆が投下された当時、9歳。家族を探しに広島市中心部に向かい、入市被爆しました。大学卒業後、高校の国語の教員となった豊永さん。教員研修で訪れた韓国で、現地に住む被爆者と直接話をしたことをきっかけに、海外にいる被爆者の援護を求める活動を始めました。「どこに住んでいても被爆者は被爆者だ」。豊永さんは韓国やブラジル、アメリカで暮らす被爆者が日本に住む被爆者と同じように正当な援護を受けられるよう、支援を広げていきました。さらに、みずからの体験を修学旅行生たちにも語り続けています。「被爆者はいつまでも生きているわけではない。みなさんが平和のバトンを受け取ってください」。証言の際、必ずこう伝えています。G7広島サミットへの、豊永さんのメッセージです。

『広島で被爆の実態をしっかり知っていただきたい』

豊永恵三郎さん(86)
「お祭り騒ぎじゃダメだよな。もちろん大事な話はするとしても、広島で開催するんだから。原爆とは何か、被爆とは何か、広島で何が起こったのかということは、首脳たちはよく知らないと思う。自分の国で核兵器を持っているわけでしょう。核を使ったらどんなになるか、広島に来て初めて分かる。そのために原爆資料館をじっくり見ることと、被爆者の話を必ず聞くということをぜひやってほしい。それ抜きのG7なんて、あんまり意味がないと私は思う」

(年齢は取材当時です)

G7広島サミットに向けて(日本語)

Message to G7 world leaders (English)

「被爆者たちの声」はこちら

ページトップに戻る