G7広島サミット 被爆者からのメッセージ 山本定男さん
- 2023年01月19日
山本定男さんは、14歳の時、爆心地から2.5キロの場所で被爆しました。親戚の安否を確認するため、原爆が投下された翌日、広島市の中心部に入り、上半身が骨になった人が燃えている様子を目にしました。2016年に広島市で開かれたG7外相会合では、「国際メディアセンター」で企画された証言活動に臨みましたが、海外メディアの姿はなかったといいます。被爆者の高齢化が進み、核の脅威が高まるいまこそ、世界中に被爆者の声を届けなければいけないと話しています。
『核兵器廃絶を世界の世論に』
山本定男さん(91)
「広くみんなが声を上げることが大事なんですよ。だから、核兵器廃絶を世界中の世論にして盛り上げていきたい。サミットがそういうきっかけになってほしい。これが私の願いです。サミットを取材に来るメディアがそれぞれの国に帰って伝えてもらえれば、だんだん世論が広がってくると思います」
(年齢は取材当時です)