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2024年5月14日(火)

急拡大・致死率3割「劇症型溶連菌」 原因は?対処法は?

急拡大・致死率3割「劇症型溶連菌」 原因は?対処法は?

手足の壊死や多臓器不全で死に至る恐れのある「劇症型溶連菌」。感染者数は過去最多のペースで増え続けています。初期症状のサインは医師でも見分けがつきにくいとされ、手足の腫れや痛み、発熱などの症状が出てから短時間で容体が急変することもある対処が難しい感染症です。専門家が「異常事態」と警戒を強める急拡大の背景には何があるのか?感染対策はどうすればよいのか?早期発見・治療のカギは?最新情報を伝えました。

出演者

  • 賀来 満夫さん (東京感染症対策センター所長)
  • 桑子 真帆 (キャスター)

※放送から1週間はNHKプラスで「見逃し配信」がご覧になれます。

急増「劇症型溶連菌」 原因は?対処法は?

桑子 真帆キャスター:
溶連菌と言えば、発熱やのどの痛み、咽頭炎、そして、皮膚の発疹などが起きる感染症で、子どもがかかる病気と思い浮かべる方、多いと思います。しかし、同じ菌でも、ごくまれに「劇症型」と呼ばれる症状を引き起こします。具体的には、手足のえ死をもたらす腫れや痛み、そして、腎臓や心臓などの多臓器不全。さらにショック症状が起きて、致死率は3割とも言われています。

この劇症型溶連菌の感染者が、中高年を中心に近年、急増しているんです。コロナ禍で一時減ったものの、2023年は941人と過去最多。2024年は、すでに801人と2023年の同じ時期の2.8倍に上っています。今回、命の危機に直面した人たちへの取材から見えてきたのは、医師でも初期症状を見分けるのが難しく、急激に悪化する実態でした。

患者が語る“異変”とは

劇症型溶連菌に感染した田畑敬愛(としなる)さんです。右脇から背中にかけて、溶連菌に感染した組織が、え死。え死した組織を取り除く手術を繰り返し、一命を取り留めました。

田畑敬愛さん
「よく助かったなというのが、正直な感想です。本当に病院に来たから助けていただいたというか、的確に処置していただいたおかげで、今があるかなと思いますね」

田畑さんに異変が起きたのは、2023年11月。経営する美容室で仕事を終えたあと、発熱。強いけん怠感もあり、田畑さんはインフルエンザを疑いました。翌朝になっても熱は下がらず、さらに、右肩に原因不明の痛みと腫れが現れました。

近所の医療機関を受診すると、細菌による炎症ではないかと抗生剤の点滴を受けました。基礎疾患もなく、大病を患ったこともなかった田畑さん。帰宅後、それまで経験のない体調不良に襲われました。

田畑敬愛さん
「時間の経過とともに、意識も、もうろうとし始めていて、意識を失うほどじゃなかったんですけど、発熱のつらさと痛みとって感じで、今までにない症状だなと感じました」

「何かがおかしい」。田畑さんは、みずから救急車を呼び、医療機関に搬送されました。検査の結果、炎症を示す値が正常値より大幅に高く、腎臓の機能も低下していました。
翌日、原因が分からないまま、3か所目の医療機関へ転院。診断は、急性腎不全。さらに、患部のえ死が疑われ、治療には専門的な医療機関への転院が必要だと告げられました。

田畑敬愛さん
「嘔吐(おうと)とかも出始めて、尿が出なくなってという症状も出ていて、腫れも広がってきて、痛みもひどくなってきて。本当に恐ろしくなったというか、もしかして死んじゃうのかなとか、その時によぎりましたね」

発症から4日目。4か所目となる日本医科大学付属病院に搬送されました。

「これが初めて病院に来たときで、もう真っ赤ですね。右の脇腹から胸にかけて、すごい真っ赤だったんですね。全身状態を考えたときに、傷を開けないことには、もう何も始まらないなと思いまして、すぐに手術の決定をしました」

しかし、この時点でも、すぐに診断は確定しませんでした。

日本医科大学付属病院 西條優作医師
「最初は溶連菌感染症ではなく、壊死(えし)性軟部組織感染症と考えていました」
取材班
「溶連菌ではなく?」
西條優作医師
「そのときは診断できていません。実際に診断するためには、皮膚を切って、傷の中から、本来、無菌状態なところから溶連菌が検出されないと診断できないので。なかなか最初から、この溶連菌感染症を疑うのは難しい」

取り出した組織から溶連菌を検出。ここで初めて劇症型溶連菌感染症と診断がつきました。感染部位の除去手術は8回に及び、集中治療室で抗生剤の投与など、全身の治療が行われました。田畑さんは3週間もの間、意識が戻りませんでした。

妻 由貴さん
「タブレット越しに主人の様子、姿を見て、助かるのかなとか、大丈夫かなという不安がすごい。本当に頭が真っ白になるというか、先の状況も分からないですし、祈るばかりでっていう感じでした」

2か月間の入院を経て、病状は回復。リハビリを続け、日常生活を送れるようになりました。3月から美容師の仕事を再開した田畑さん。なぜ自分が感染したのか。いまだに分からないといいます。

田畑敬愛さん
「『どこから感染したんですか?』って(医師に)伺ったところ、傷みたいなものもなくて、僕の場合は感染経路を特定できなかったんです。もしも家で様子を見ていたりしたら、ひょっとしたら助かってなかったかもしれない。本当に怖い病気だなと思います」

田畑さんの治療を行った日本医科大学付属病院では、その後、5か月で11人の重症患者が入院。およそ半数は、感染経路が明らかになっていません。

左足に菌が入り込んだとみられ、切断を余儀なくされた50代の男性。発症する数日前に、道ばたで転倒したことがありましたが、それ以外、思い当たることはないといいます。

感染した男性
「転んだけど、別にけがしたわけじゃない。もしかすると、すり傷があったかもしれないけど全く分からずで。まさかですよね、こんな事になるとは。足を失うことになるとは考えてなかったですね。ここに運ばれたとき、初めて切断の覚悟をしてくれって言われた」
日本医科大学付属病院 村上太志医師
「どんどん増えてきてる。まだまだ患者が来ると予想しています。感染症は簡単に言うと、放置しておくとそこで菌が増殖してしまう。とにかく早く診断、早く治療するというのが、かなりカギになってくる。そこのところが大事かなと思います」

感染経路は?治療法は?

<スタジオトーク>

桑子 真帆キャスター:
ここからは、感染制御が専門の賀来満夫さんと劇症型溶連菌から命を守る方法を考えていきます。よろしくお願いいたします。こちらのボードで一緒に見ていきたいと思いますが、まず、感染経路です。こちらの図を使いながら、どのように感染していくのでしょうか?

スタジオゲスト
賀来 満夫さん (東京感染症対策センター 所長/聖マリアンナ医科大学 特任教授)
感染制御が専門

賀来さん:
やっぱり傷口から入るケースが多いです。傷口といっても、いろんな傷がありますが、例えば、手術した部位ですとか、高齢の方の床ずれとか、あるいは打撲したところの傷とか、そういったところから菌が入ってくるわけです。浅いところだと、それほど重症化しないわけですけれども、この図にあるように、深いところまで、菌の病原性が高くて入り込んでしまうと、そこで菌が急速に増殖して、全身状態が悪化していきます。ですから、非常にやっぱり注意が必要だと思われます。

桑子:
深く入ったときは危険だということですね。ただ、半数は不明なんですか?

賀来さん:
そうなんです。やっぱり感染経路がなかなか不明の方も多いです。多分、気付かないうちに感染しているということは、日常の会話などで飛まつ感染が起こっている。もともと、この菌は鼻とか口の中にもいますので、そういった会話の中で起こってくる飛まつ感染ということも注意しなければいけないということで、2023年、東京都では医療従事者向けのマニュアルを改定して、飛まつ感染もしっかりと感染経路に追加したんです。

桑子:
最近の動きなんですね。あとは接触?

賀来さん:
菌が手に付いてて、そういった手で鼻や口をさわることで接触感染も起こってきます。

桑子:
続いては、どんな症状が出るのかということで、田畑さんは急激に症状が悪化していました。まず初日、発熱がありました。そして、2日目には肩の腫れ、意識混濁。3日目には腎機能が低下して、おう吐・下痢の症状もありました。4日目に組織のえ死というところで、どの段階で、この劇症型溶連菌を疑ったらいいのでしょうか?

賀来さん:
田畑さんの場合は、非常に早く症状が進行しました。

桑子:
田畑さんは早いんですね?

賀来さん:
早いです。1日目、発熱。これは最初、発熱、かぜのような症状が起こるんですけど、ここでは、なかなか劇症化ということは予想できないです。やっぱり2日目の中の、特に肩が腫れるとか、意識がもうろうとする、ここはすごいポイントだと思います。いわゆる異常に腫れる、あるいは痛い、そして意識がもうろうとする。そして、例えば息苦しくなる、あるいは冷や汗が出る、顔面がそう白になる。こういったものを考えると、これはショック症状と考えていいので、その段階で、できるだけ早く病院に行っていただきたいと思います。

桑子:
医療機関に早くかかるということが大事ですね。

賀来さん:
それが大切です。

桑子:
分かりました。そのあとの治療法はどうなっているのかというのも見ていきましょう。

賀来さん:
ここに書いてありますように、抗生物質、特にペニシリン系の抗生物質が非常に効果があるんです。それを早く投与することと、壊死(えし)の部分を早く切除すること。それが非常に重要です。ただ、できるだけ早く、早期発見と早期治療が非常にポイントになります。

桑子:
ただ、組織を取って確定するまでに時間がかかります。なかなか早期というのは難しいのかなと。

賀来さん:
そうですね。なかなか難しいです。ですから、もう先手先手の治療。それを予想して、この劇症型を予想して、早く治療を始めることが大切です。

桑子:
そのためには、私たちもそうですけれど、医療従事者の方にも知っておいてほしいと。

賀来さん:
ですから、マニュアルを改訂したのは、医療従事者の方に早く知っていただきたい。そして、市民の方もこういったことがあるんだということを、ぜひご理解いただきたい。そういうことです。

桑子:
感染しないためにはどうすればいいでしょうか?

賀来さん:
やはり傷口から菌が入ってきますので、傷口を清潔にしていただきたいです。やっぱり日常会話などでも、症状がある場合はマスクをしていただく。あるいは、手洗いなど、そういった基本的な感染対策がとても大切になると思います。

桑子:
ありがとうございます。では、どんな人がリスクが高いのかというところも見ていきたいと思います。これを見ますと、新型コロナと同じような。

賀来さん:
糖尿病など、基礎疾患のある方、抵抗力の弱い高齢の方、そして妊婦の方です。特に妊婦の方は、日本産婦人科医会は注意を呼びかけています。こういうふうに、リスクが高いのは基礎疾患がある高齢の方、妊婦さんということになります。やっぱり注意が必要だと思います。

桑子:
子どもはどうなんでしょうか?

賀来さん:
子どもさんは感染しても比較的重症化しないんです。新型コロナのときもそうだったんです。

桑子:
そこも似たような傾向があると。

賀来さん:
ただ、やっぱり田畑さんのように、全く基礎疾患を持っていない方も劇症化するので、ぜひ注意していただきたいと思います。

桑子:
この劇症化する溶連菌とは、一体どんな菌なのか。それを探る研究が、今、急ピッチで進められています。

どんな人にリスクが? 拡大する“新たな株”

東京女子医科大学病院の菊池賢医師です。

東京女子医科大学 感染症科 菊池賢教授
「ここは菌を保存しておく、マイナス80度の冷凍庫になります。溶連菌で5000株以上あります」

多種多様な種類がある溶連菌。患者から採取した30年分の溶連菌を分析していくと、劇症化した菌のある特徴が見えてきました。

菊池賢教授
「きょう膜といいますけれども、菌の外側にバリアのような膜を作るんですね」

菌の外側に膜が作られ、免疫細胞を寄せつけない防御力を持っているというのです。

劇症化した患者の菌と劇症化していない溶連菌を比較すると、コロニーと呼ばれる菌の集合体の大きさが、バリアを形成する劇症型のほうが大きいことが分かります。

菊池賢教授
「こういうよろいを持っていると、白血球が中に取り込んで殺すことができない。そのために菌は白血球をすり抜けてしまう。それで感染がどんどん広がっているというメカニズムです」

さらに、劇症化する菌のもう1つの特徴が毒性の強さです。

菊池賢教授
「『M1UK株』という比較的、病原性が高い、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカなどで急速に広まっている株ですね」

2010年代にイギリスで流行した「M1UK株」。作られる毒素の量が従来の株より9倍多く、感染力も強いとされています。このM1UK株が、2023年から日本で相次いで確認されているのです。

菊池賢教授
「コロナが出たときもそうでしたが、感染症をみていて、なんだか分からないものが迫ってくる恐怖感。十分注意して、研究を進めていく必要がある」

毒性と感染力が強いとされるM1UK株。東京都内では、すでに置き換わりが進んでいます。2023年、2割に満たなかったM1UK株が、2024年は4割を超えるまでに広がっています。

2023年を上回るペースで感染が報告されている東京・墨田区。リスクが高い高齢者がいる施設に注意を呼びかけています。

「介護の中で傷ができてしまうような床ずれとかもあったりしますので、高齢者施設の特性に合わせた注意喚起ができるようにコメントを書いています」

さらに、区は地元の開業医などが所属する医師会にも協力を求めています。

「STSS(劇症型溶連菌感染症)は急速に進行し、重篤な転帰をたどる疾患となっており、早期診断、早期治療が重要となっています」

しかし、早期診断の難しさと専門的な医療機関との連携が課題に上がりました。

医師
「いきなり(患者が)来ても診断はつけられない。いろんな(菌の)培養の結果が出ないと」
医師
「発見できるかというと」
医師
「臨床経過でみるしかない」
医師
「本当は早いほうがいいけど、早く(病院に)行きすぎると、診断がつかないとか、その場合でも経過をみて、どんどん悪化する場合は、医者にとにかくかかりなさいと注意喚起するしかない」
墨田区医師会 山室学会長
「こういった病気があるとなってくると念頭に置いておいて、状態が悪くなったらすぐに対応できるような体制を地域でとっていけたらいいなと」
墨田区保健所 保健予防課 杉山美奈子課長
「まず、この増えているという現状を知っていただくこと。流行の情報をしっかり区民や医療機関にお届けすることが重要」

世代は?拡大の背景は?

<スタジオトーク>

桑子 真帆キャスター:
過去最多のペースで感染が広がっている劇症型溶連菌ですけれども、気になるデータがこちらです。年代別の感染者を示したグラフですけれども、青が2019年、赤が2023年ということで、傾向としては高齢の方が多いのは共通しているんですが、40代ですね。2023年にぐっと数が増えているんです。賀来さん、これはどうしてなんでしょう?

賀来さん:
高齢の方が多いのは事実なんですけれども、40代の方って、社会的に非常に活発に活動している方々です。もともと子どもさんに溶連菌感染症が多いので、そういった子どもさんから感染していることもあると思います。ですから、家族内感染も非常に注意が必要だと思います。

桑子:
この傾向は、今後も続いていくのでしょうか?

賀来さん:
そうですね。ですから、今後とも増えてくる可能性があるので、しっかりと正しい情報を知っていただくことが重要だと思います。

桑子:
しっかり見ていく必要がありますね。今、子どもの咽頭炎から感染するという話でしたけれども、まさに咽頭炎との関係というところも見ていきたいと思います。左側は、劇症型ではない溶連菌の咽頭炎のものですけれども、2023年、26.6万人ということで、2022年よりも20万人以上増えているわけです。かなり多くの人が2023年にかかっているわけです。劇症型も増えているとはいえ、2023年は941人ということで、一般的な溶連菌と比べると圧倒的に少ないわけです。この2つの関係は、どういうふうに見たらいいのでしょうか?

賀来さん:
これはもともと同じ菌なんです。ですから、溶連菌による咽頭炎が増えることは、それに比例して劇症型も増えてくる可能性が高いと思います。今後、溶連菌による咽頭炎がさらに急激に増加しますと、やはり劇症型も増えてくるということで、十分な注意が必要だと思います。子どもさんの咽頭炎からも劇症型といいますか、病原性が高いM1UK株というのが報告されているんです。

桑子:
症状は?

賀来さん:
症状はそれほど強くないです。ですから、M1UK株で、どんな方が重症化するのか、しないのか。そういったことの解明も今後、必要になってくると思います。

桑子:
劇症化していない人からうつっても、その人は劇症化する?

賀来さん:
その可能性はあります。

桑子:
なかなかやっかいなものですね。そして、溶連菌の咽頭炎は、こちらのグラフになるんですけれども、これを見ますと、2023年5月、ちょうど新型コロナが5類に移行されたときからぐっと増えているわけです。これが実はインフルエンザをはじめ、さまざまな感染症でも同じような傾向が見られているわけです。これ、どうしてだと考えたらいいですか?

賀来さん:
これは新型コロナウイルスによるパンデミックの影響があると思います。人流を抑制して、感染対策をしっかり行ってきた。そのために、いろいろな微生物に触れ合う機会が少なくなった。ということは、社会全体の免疫力が落ちて、そのために感染を受けやすくなっているということが考えられます。もう一つは、やはり世界的な人流の拡大です。2023年に5類に変更以降、多くの外国の方がお越しになりました。比較的、病原性の高いM1UK株も、そういったことと関係してるのではないかということがありますので、私たちは100年ぶりの感染症を経験して、こんなふうに予想がつかないような新たな感染症の時代を迎えているのではないかと。これから予想をするのが、なかなか難しい時代になってきたと考えられます。

桑子:
その新たな時代に、私たちは感染症とどういうふうに向き合っていったらいいのでしょうか?

賀来さん:
感染症は、いつでも起こり得るわけです。時に重症化するわけです。ですから、私たちが感染症のことをしっかり理解して、これは医療従事者もそうですけど、社会全体の感染症に対する意識、リスク意識を高めていくこと、そういうことが必要だと思います。いたずらに恐れることはないんですけれども、正しく恐れる。しっかりとした情報に基づいて、この感染症対策を行っていく、治療を行っていくことが求められると思います。

桑子:
例えば、溶連菌ひとつにしても、なくなってしまえばいいというふうに私たちは思いますけれども。

賀来さん:
この微生物がこの世の中からなくなることはないです。ですから、感染症はいつでも起こるんだ。意識ですね。重症化することもある。そのことをしっかり皆さんに理解をしていただきたいと思います。

桑子:
この溶連菌が新型コロナのように爆発的に今後、拡大することも考えておいたほうがいいのでしょうか?

賀来さん:
新型コロナは、皆さんほとんど免疫を持っていないので爆発的に広がったんですけど、溶連菌は以前から経験しているので、そういった爆発的なことはないと思います。

桑子:
とはいえ、しっかりと正しく恐れるというところですね。改めてですけれども、この劇症型溶連菌は症状が急速に進んで、致死率も高いのが特徴です。ただ早期に発見できれば、十分に治療はできます。みんなで気をつけていきたいと思います。

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