プロ野球界に大きな混乱をもたらしている“統一球問題“。ボールが「飛ぶ」ように調整されていた事実を日本野球機構(NPB)が公表してこなかったことに対し、選手や球団は不信感を募らせている。秘密裏に行われたボールの変更によって被本塁打が増え、2軍落ちも経験したエースピッチャーや、従来の“飛ばないボール”に対応するための無駄な選手補強をしてしまった球団など影響は深刻だ。問題の根底にあるのは、選手サイドを対等なパートナーとして扱わずに一方的に物事を決めてきたNPB側の姿勢がある。シーズン当初から異変に気付き独自の調査を行ってきた選手会などへの取材から問題の深層に迫る。
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