先月末、日本で二つ目のプロ野球独立リーグ「北信越BCリーグ」(長野・石川・新潟・富山)が開幕した。リーグのスローガンは「地域振興」。「日ハム」を北海道の地元球団に育てた手腕をかわれて「信濃グランセローズ」の社長を任された三沢社長は、地域社会に密着した持続可能なスポーツ文化を築くことで、野球文化の裾野の拡大と地域活性化を同時に実現したいと夢を膨らませている。一方、今年で3年目を迎えた独立リーグ先輩格の「四国アイランドリーグ」、も地域密着を打ち出している。5人をプロ野球に送り出したものの、観客動員数の減少で赤字体質が続いていることが背景にある。野球教室、小学校の登下校の見守り、商店街のイベント参加…、あの手この手の地域密着活動が続く。「日ハム」や「楽天」など、プロ野球”空白地域”に出来た地域密着の新しい球団が人気を下支えしている日本のプロ野球、こうした中で誕生した二つの独立リーグの挑戦と可能性を見つめる。
(NO.2407)
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