仙台を本拠地としたプロ野球新球団の加盟を申請した楽天とライブドアの審査が、今月中をめどに進められている。両社の加盟申請書や公開ヒアリングからは、インターネットや携帯電話、メールを駆使したグッズ販売や、徹底したローラー営業によるスポンサー獲得策など、これまでにない経営手法によって、球団の赤字体質を克服しようと計画していることが明らかになってくる。
また今年札幌に本拠地を移した北海道日本ハムファイターズでは、北海道全域での野球教室の開催や7時半以降の半額チケットの販売など、プロ野球球団のない「空白地域」で観客を集めるための工夫を重ねてきた。観客数は前年比22.5%アップしたものの、リピーターを確保する難しさなど課題も浮かび上がってきている。新球団設立に向けた動きと日本ハムの取り組みから、球団経営の課題と新たな可能性を探る。
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