NHK学生委員会 番組づくりに挑戦!
- 2024年04月08日
NHK学生委員会の活動の1つである放送プロジェクト。
今回、放送プロジェクトに入っている学生3名が、しらべてmeet!の番組制作を行いました。
NHKの放送において、何をどう伝え、どのように作られていくのか、学生が実際に体験しました!
放送のテーマは学生発案!
今回参加した学生はこちらの3名。
「福島県はなぜバドミントンが強い?」というテーマの発案者は齋藤さん。なぜこのことが気になったのでしょうか?
オリンピック等でバドミントンの試合を見ていると、福島県内の高校出身者が多いことに気づき、なぜだろうと思いました。それがきっかけです。
バドミントンについて調査することが決まったのは、なんと「しらべてmeet!」放送の2週間前!
メンバーの1人である遠藤さんは、2023年8月にも会津鉄道について番組制作の経験があったそうですが・・・
夏の時は1か月くらい前にテーマが決まっていました。
僕らも普段大学の授業があるので、それと並行してやることを考えると、今回は放送に間に合うのかなと少し心配でした・・・
構成やインタビュー内容を考える
テーマが決まってもすぐにロケに行く訳ではありません。
誰に取材をお願いして、何を聞くのかあらかじめ考えておく、「構成」という過程が必要です。
担当の北条記者から、それぞれどんな構成にしたら面白くてわかりやすいリポートになるかを考えてみて、と言われました。3人とも全く違った構成になったことが面白かったです。特に、舞台が富岡町だったので、スポーツの話題において震災のことに触れるか触れないか、というのも考えが分かれたところでした。
考えが違っていても、衝突はありませんでした(笑)
注目するポイントが違った分、それぞれの興味がある・気になる点を話し合っていきました。
取材先や構成も固まって、ロケに向かった3人。
放送のための「インタビュー」を実際に体験してみて、どうでしたか?
初めて会う方にきちんとインタビューする機会なんてないので、相手が話していることを理解しながら、次に何を聞くかを同時に考えることがすごく難しかったです。
準備した質問に対して、取材相手からいろいろな話を引き出せたことが大きな収穫です。質問の仕方についても、どう聞いたらいいかなということも考えながら取材を行いました。
放送本番
取材を終え、いよいよ迎えた放送当日。齋藤さんと宍戸さんは放送に生出演!
放送当日も、内容や原稿の修正が行われます。
本番30分前でも原稿の文言が正しいか、どう伝えたら分かりやすくなるかを考え、修正が入ります。
生出演した2人は無事放送を終えることができたのか・・・!?ぜひこちらからご覧ください!
放送を終えて、一番印象に残ったことは?
自分でテーマを提案して、それが実際に放送されたことが率直にうれしかったです。
印象的なのは、取材した富岡町の方からお聞きした「震災のこと以外で富岡町を知ってもらいたい」という言葉です。今回、そうした町民の方の思いにも触れられる企画にしたつもりです。
北条記者がインタビューしているところが印象的で、とても勉強になりました。取材相手が本当に伝えたいことは何なのかということに重きを置いて、それはこういう認識であっていますか?と何度もきちんと確認していて、真摯に向き合っているのを実感しました。
また、僕たちが伝えたいことも最後までくみ取って下さって、時間が無い中で内容をまとめあげていたところもすごいなと思いました。
記者が何を考えながら企画を提案するのか、話を聞くときのポイントはどこかといったような、コンテンツ制作の裏側を見られたところです。学生委員会でしかできない経験だと思うので、ぜひ後輩達にも経験してほしいと思います。
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