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再エネを使いこなす!未来につなぐ

2023年11月29日 (水)

 


今週、国連の気候変動対策の会議COP28が始まります。 1つの地球で暮らす私たちです。世界が協力して気候変動を乗り越えなければならないいま・・・具体的な一歩が切望されます。

その脱炭素の切り札のひとつ、再生可能エネルギーを取材しました。
見えてきたのは、まだ使いこなせていない現状と、人類の可能性。
取り組みは、九州から日本、そして世界に広がるかもしれません。 
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再エネ先進地の九州ではよく晴れた日、再エネが8割以上を賄っている時もあるんです。
ーーもうそんなに!? と光が見えた気持ちにもなりましたが、「出力制御」が行われて、せっかくの再エネが”むだ”にもなっています。


放送したリポートでは、出力制御の実態と、なんとか無駄にしない取り組みを紹介しました。 
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もったいない!
現状、もっと発電したくてもできないジレンマがあると聞きました。
どうすれば、もったいないを解消してさらに再エネを増やせるのか。

--再エネは、いかに”使いこなす”かが鍵だと感じました。
いまは太陽光発電が中心ですが、これから風力発電も増やそうとしています。
しかし、発電する側の努力だけでは、いまは足りないのです。 

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でも、実は九州にとっては、チャンスでもあります。
特に脱炭素の対応が迫られるグローバル企業。九州に工場などを立地すれば、豊富な再生可能エ ネルギーを使うことができる。
これをセールスポイントに、誘致につなげることができそうです。

水素を活用した電気をためて活用する技術にも、将来の可能性を感じました。
世界の先進地となるように、いかにスピード感を持って進めていくかが大事ですね。   

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何気なく使っている電気。
「いま使っている電気は、どのように作られていますか?」
私たちはその豊かさを享受する一方で、地球温暖化問題を前にその責任を誰かやどこかに押し付けているかもしれません。
私も意識を変えていきたいと感じました。

近年、猛暑や豪雨、干ばつや山火事など、極端な現象が世界各地で頻発しています。
とりわけ、しわ寄せを受けやすい途上国などでは命の危機につながります。
国連のグテーレス事務総長は、もはや温暖化ではなく「地球沸騰」だと危機感を訴えます。

全国に先駆けて再エネが普及した九州だからこそ、いかに使いこなすのか。
日本、そして世界の未来につながるモデルケースになることを期待したいです。


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