『ラジオ文芸館』を担当します。
2/19（月）ラジオ深夜便 午前1時台で放送
2/18(日)午後11:05 放送開始の「ラジオ深夜便」です
福岡県出身の芥川賞作家・村田喜代子さんの作品
「望潮」（ぼうちょう）を、読ませていただきました。
村田さんの作品は、
少し不気味さすら感じる不思議な世界のなかで、
生命の強さが描かれているようで、
読み終えた後も何度も思い出し反芻（はんすう）してしまう、
そんな魅力があると常々思っていました。
廣瀬の語りで、その文章の迫力をお届けしたい！と、
今回、立候補したんです。
少しでもお届けできていればいいのですが…。
そのために、先日はこんな部屋にこもり、
廣瀬は悩んでおりました。
この音楽がどこから流れると盛り上がるのか、
いや、それともここは語りだけを聴かせるべきか。
『ラジオ文芸館』は、アナウンサーの語りに音楽や効果音をつけて
作品のイメージを膨らませます。これがなかなか難しい。
うーん、なるほど、なるほど・・・。
正解があるわけではないし、もとの文章だけの味わいもいかしたい…。
そうした、せめぎあいのなか
うん、わからん
と何度かなりましたが。
井原アナウンサーが、読みや演出の指導をしてくれたり、
音響効果、技術のエキスパートであるスタッフに支えられたりして、
え、効果音がつくと
こんなにグッと作品世界に入り込めるんすか、音すごくないですか
という体験が何度もあり、
ようやく完成させることができました。
朗読って…振りかえれば、高校の放送部時代から、
そして、アナウンサーになってからも、
何度か挑戦してみているのですが、
やるたびに本当に奥が深く、面白い世界だと感じます。
そしてまた、その難しさも、やるたびに噛みしめています。
おお、早くも言い訳を並べ立てるようになってしまいましたが 笑
NHK福岡のこちらのページにもあるとおり
19日、福岡地方では放送機器のメンテナンスのため
午前1時台はラジオ第1の放送が休止となる予定ですが、
NHK-FM、またはネットラジオ「らじる★らじる」でお聴きください。
また、聴き逃し配信もあります。https://www.nhk.or.jp/radio/
ぜひ、作品世界に浸ってください
