過去の主な放送

科学シミュレーション 人類の消えた地球

初回放送
BShi 2008年9月17日(水) 午後8時~
再放送
BShi 2009年1月31日(土) 午後3時30分~

人類がある日突然、一瞬にしてすべて消えてしまったら、地球は一体どう変化するのか?これは、一見荒唐無けいな想定のもとに、人類と地球との関係をあぶりだそうとする科学シミュレーションドキュメントである。

番組データ

  • 原題:Aftermath : Population Zero
  • 制作年:2008年
  • 制作会社:Cream Productions Inc.(カナダ)

人類の消えた地球

© Cream Productions Inc.

地球上に生息する人類は60億あまり。極寒冷地から砂漠地帯まであらゆる場所に分布し、環境に多大な影響を与え、今やあらゆる生物の中で圧倒的な優位を誇る人類。
その人類がある日突然、一瞬にしてすべて消えてしまったら、地球は一体どう変化するのか。
1時間後、1日後、1か月後、1年後、10年後、そして100年後には…?
これは、一見荒唐無けいな想定のもとに、人類と地球との関係をあぶり出そうとする科学シミュレーションドキュメントである。

人類が消えてしばらくたつと、制御が利かなくなった化学工場や原子力発電所が爆発。整備する人間のいなくなった建造物は腐食し植物が表面を覆う。治水によって都市化されたロンドンやパリはやがて元の沼地に、ロサンゼルスやラスベガスは砂漠に戻る。遺伝子改良された家畜は次々に死に絶え、生き残った動物は本来の野生を回復する。人類による大気汚染が止まったことによって空気は澄み、地球温暖化は止まる。海や河川が本来の岸辺を取り戻す…。
そして2万5000年後、新たな氷河期を迎えようとする地球の姿とは?

番組を構成する各要素は、それぞれ専門の科学者たちがシミュレーションを担当。その予測データに基づき「あり得るべき」変化のシナリオを、最先端のCG技術と、SF的な表現手法でリアルに描いている。地球にとって人類とはどんな存在なのか。今わたしたちが暮らす世界が、いかに人為的な力に支えられているのかを、逆説的に描きだす。

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人類の消えた地球 写真

© Cream Productions Inc.

人類の消えた地球 写真

© Cream Productions Inc.

人類の消えた地球 写真

© Cream Productions Inc.