過去の主な放送

女帝エカテリーナ2世 ~近代ロシアを築いた女性の生涯~

初回放送
BShi 2008年2月14日(木) 午後8時~
再放送
BShi 2008年2月22日(金) 午後2時~

18世紀、ロマノフ朝の下で、大国へと成長を続けたロシア帝国。そこには、かつての辺境の国をヨーロッパ並みの近代国家へと脱皮させる、決定的な役割を担った人物がいた。女帝エカテリーナ2世である。

番組データ

  • 原題:Catherine The Great
  • 制作年:2005年
  • 制作会社:Brook Lapping Productions(イギリス)

女帝エカテリーナ2世 ~近代ロシアを築いた女性の生涯~

© Brook Lapping Productions

エカテリーナ2世(1729~96年)は、ヴォルテールやディドロらの哲学者と親交を結び、啓蒙専制君主として、教育の振興、文芸の保護、社会制度の近代化に取り組んだ。その一方、露土戦争やポーランド分割で広大な領土を獲得。黒海沿岸やクリミア半島を手中に収め、南下政策の道筋をつけるなど、「大国ロシア」の存在を決定づけた。

しかし、女帝として君臨するエカテリーナ2世の生涯は、ひとりの女としての愛と苦悩の連続でもあった。北ドイツの小国から15歳でロシアにやってきた少女は、夫ピョートル3世との恵まれない結婚生活に悩み、やがて政治権力の渦中に巻き込まれる。そして、最愛の人との出会いの中で、内政・軍事の黄金時代を築き上げたのだ。

生涯に多くの愛人を持ったと言われ、常に「賛美と軽蔑」の的とされてきたエカテリーナ2世だが、本人直筆の書簡や回顧録などを通じて、その実像が明らかとなってきた。エカテリーナ2世の女性としての生きかたに焦点を当て、そのドラマチックな生涯とともに、現代へとつながるロシア近代史を描きだす。

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女帝エカテリーナ2世 ~近代ロシアを築いた女性の生涯~ 写真

© Brook Lapping Productions

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