
鳥の名前の少年
あるいは、ある小惑星探査機の冒険(再)
小惑星探査機「はやぶさ」の大冒険をファンタジックに描く
【NHK FM】
2013年5月4日(土) 午後10時10分~午後11時10分(全1回)


【出演者】
石田ひかり 野波麻帆 宮本信子
【作】
オカモト國ヒコ
【音楽】
小六禮次郎
【スタッフ】
演出:小見山佳典
技術:伊藤寿
音響効果:三谷直樹
【あらすじ】
「少年」の声が聞こえる。
日本には古来より、万物に魂が宿るという考え方がある。動物や植物はもちろん山や川、動かない一つの石くれ、あるいは人の手によって作られた人工の品にさえ、魂が宿ることがあると考えられる。もしも、たくさんの研究者の創意と工夫と情熱が注がれた探索機に一つの魂が宿っていたとしたら・・・。もしも、たくさんの人々の宇宙への夢を託されたその無機物の体に一つの精神が宿ることがあったなら・・・。その"幼い魂"は、7年あまりに及ぶ長旅の中、暗く冷たい宇宙で一人、何を思い何を信じたのか。宇宙をさまよいながら、何故、自分が宇宙にいるのか、自分は何者なのか自問自答する。これは、小惑星探査機「はやぶさ」をめぐる大冒険をベースに、人が生きることの切なさ、素晴らしさをファンタジーとして詩情豊かに描く60分のドラマ。