神奈川県議会議員選挙には162人が立候補しました。(47選挙区・定員105人)
NHK横浜局では、候補者の皆様全員にアンケートを行い、全員に回答をいただきました。
この記事は、162人の回答についての集計と党派別のまとめをご覧になれます。
候補者ごとのアンケート結果がご覧いただけるサイトのページはこちらです。
あなたと候補者との考え方の一致度を数値で知ることができる「ボートマッチ」もあります。
政党別の候補者数は
▼自民党が50人、
▼立憲民主党が31人、
▼公明党が8人、
▼共産党が13人、
▼国民民主党が4人、
▼神奈川ネットワーク運動(神ネ)が2人、
▼日本維新の会が28人、
▼無所属が26人となっています。
※赤字は最も多かった回答を示します。
それぞれの質問の回答の分布を党派別にまとめました。
最も多かった回答は、「教育・子育て」。次いで「医療・福祉」、「防災・都市計画」でした。
党派別のまとめです。
「大いに評価する」と「ある程度評価する」をあわせると66%。候補者の3分の2が、3期12年の黒岩県政を評価しました。
党派別では、自民・立民・公明・国民と共産・神ネ・維新で評価が分かれました。
県内では、「神奈川ペイ」などの物価高騰対策が行われてきましたが、各候補者の評価は大きく分かれました。
こちらも政党ごとに評価がやや分かれる結果となりました。
政党別には大きな違いは見られませんでした。
「どちらかといえば経済対策」と「経済対策」をあわせると、全体の8割以上にあたる144人が経済対策に重点を置くべきだと回答しました。
政党別に見ますと共産のみ、「感染拡大の防止」に重点を置くべきだと答えた候補者が多くなりました。
県の子育て・教育予算については、候補者全員が拡充すべきだと答えました。
拡充の程度をめぐっては各党に差がありました。
県では、「ともに生きる社会かながわ」の実現を目指した様々な取り組みが進められていますが、候補者の3分の2以上は、共生社会の実現は「あまり実現していない」と回答しました。
政党ごとでは自民のみ、「実現した」と回答する候補者が多くなりました。
「賛成」と「どちらかといえば賛成」をあわせると、4分の3以上の126人の候補者が、選択的夫婦別姓の制度に賛成しています。
政党別に見ても、すべての政党で賛成の立場を取る候補者が多くなりました。
政党ごとの回答分布です。
「反対」と「どちらかといえば反対」があわせて50.2%、「賛成」と「どちらかといえば賛成」があわせて33.4%と、候補者の中でも意見が分かれています。
政党ごとでは、維新のみ、「賛成」の候補者が多くなっています。
「どちらかといえば問題はない」と答えた候補者が45人(27.8%)と最も多くなった一方、「問題がある」、「どちらかといえば問題がある」と答えた人が82人(50.6%)とわずかに半数を上回りました。賛否が分かれています。
政党別で見ますと、自民・公明・共産は「問題はない」と答えた候補者が多く、立民・国民・神ネ・維新は「問題がある」と答えた候補者が多くなりました。
利便性の高い川崎や県央などで人口が増加傾向にある一方、三浦半島や県西部では人口減少が続いている現状に、152人(87.2%)の候補者が、県が対策を強化すべきだと回答しました。
政党別に見ても、いずれの政党も「賛成」と答えた候補者が多くなりました。
2021年に人口減少に転じた神奈川県、最も多かった回答は「住みやすいまちづくり」。次いで、「福祉施策の充実」、「教育・人材育成」の順でした。
党派別出見ますと、自民と立民は「住みやすいまちづくり」を選んだ候補者が多く、共産は「福祉施策の充実」を全員が選択しました。また、維新は「教育・人材育成」を選んだ候補者が多くなりました。その他の政党はご覧の通りです。
神奈川県では、地球温暖化を防ぐため、温室効果ガスを削減して、実質的な排出量をゼロにする「脱炭素」の取り組みや太陽光パネルなどの「再生可能エネルギー」の活用が進められています。「大いに評価する」、「ある程度評価する」と答えたのは109人(64.8%)と半数以上を占めました。
党派別に見ますと、自民・立民・公明・維新は「評価する」候補者が多くなった一方、国民・神ネは意見が分かれ、共産は「評価しない」と答えた候補者が多くなりました。
議員定数は「今のままでよい」と答えた候補者が75人(46.3%)と最も多くなりました。
党派別に見ますと、共産は「増やすべき」と答えた人が多く、維新は「減らすべき」と全員が回答しました。残りの政党は「今のままでよい」と答えた候補者が多くなりました。
「賛成」、「どちらかといえば賛成」と答えた人が75人(46.3%)、「反対」「どちらかといえば反対」と答えた人が57人(35.2%)と意見が分かれたほか、「回答しない」候補者は30人(18.5%)となりました。
党派別に見ますと、共産は「賛成」が最も多く、立民・公明・国民・神ネは「どちらかといえば賛成」が最も多くなりました。一方、維新は「どちらかといえば反対」が最も多く、自民は「回答しない」候補者が最も多くなりました。
「ある程度反映している」と回答した候補者が90人(55.6%)と最も多くなりました。
党派別では、「反映している」と答えた候補者が多いのは、自民・立民・公明でした。共産・維新は「反映していない」と答えた候補者が多く、国民・神ネは回答が分かれました。
最大の争点について聞いたところ、「景気・雇用」と答えた候補者が49人(30.2%)と最も多く、次いで「教育・子育て」が44人(27.2%)と多くなりました。
党派別では、自民・立民・公明が「景気・雇用」が最も多く、共産は「医療・福祉」、維新は「教育・子育て」が最も多くなりました。国民と神ネは回答が分かれました。
神奈川県議会議員選挙の投票日は、県知事選や横浜・川崎・相模原の市議会議員選挙と同じく4月9日です。NHK横浜では選挙の情報を「かながわ情報羅針盤」のコーナーや、特設サイトでお伝えしています。ご覧下さい。