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  • 2024年5月1日

食品値上げ5月 原材料高騰 天候不順でオリーブやコーヒー豆など不作 円安の影響はどうなる

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帝国データバンクの調査によりますと、5月に値上げされる食品は417品目で、原材料が高騰したことが大半の品目の値上げの要因となっています。調査した会社では歴史的な円安水準が長期化して輸入コストの増加が重なれば、ことし秋以降、食品の値上げがさらに広がる可能性もあるとしています。値上げをめぐる状況をまとめました。

東京23区4月の消費者物価指数 上昇率縮小

総務省によりますと、東京23区の4月の消費者物価指数は、速報値で、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、前の年の同じ月より1.6%上昇しました。上昇率は前の月の2.4%から0.8ポイント縮小しました。1%台となるのはことし1月以来3か月ぶりです。

上昇率は、東京都が、4月から高校の授業料について、支援の所得制限を撤廃して実質無償化した影響などで押し下げた形です。

値上がりした食料は

また、「生鮮食品を除く食料」は、3.2%の上昇で、上昇率は前の月より1.4ポイント縮小し、去年8月以降、9か月連続で伸びが鈍化しました。
値上がりしたものをみると、「調理カレー」が19.2%、「せんべい」が17.4%、「牛乳」が8.6%、輸入の「牛肉」が7.2%、「あんパン」が6.6%それぞれ上がっています。

5月の値上げ食品 417品目

帝国データバンクの国内の主な食品メーカー195社を対象にした調査によりますと、5月、値上げされる食品は417品目となり、前の年の同じ月と比べて(2023年・837品目)50.2%減少しました。
品目数の減少は5か月連続です。

世界的な天候不順でコーヒー豆やオリーブが不作

一方、値上げの要因をみると、猛暑や干ばつをはじめとする世界的な天候不順で、コーヒー豆やオリーブが不作となるなど、原材料の高騰が大半を占めています。

品目別では、コーヒーやペットボトル入りの水など「酒類・飲料」が最も多く全体の6割あまりを占めたほか、オリーブオイルを含む「原材料」では値上げ率が50%を超えるケースも目立つということです。

歴史的な円安水準が長期化した場合の影響は

調査会社によりますと、ことし1月から10月までに値上げされたり値上げが予定されたりしている7400品目あまりのうち、およそ90%で原材料の高騰が要因となっているということです。

さらに、外国為替市場で歴史的な円安水準が長期化した場合、原材料を輸入する際のコストの増加が重なり、ことし秋以降、食品値上げの品目数がさらに増える可能性もあるとしています。

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