5日から6日朝にかけて大雪となった関東甲信では、歩行中に転んでけがをした人や車のスリップ事故も相次いだほか、道路や鉄道などにも影響が出ました。首都高速道路をはじめとした交通の影響などについてまとめました。
(更新 2月7日午後4時半)
首都高速道路は5日からの雪の影響で、一部で通行止めが続いていましたが、雪を取り除く作業が終わり安全が確認できたとして、7日午後4時半にすべて解除されました。
首都高速道路の多くの区間では道路上に積もった雪を運び出す作業が進められていて、7日午前11時半現在で通行止めとなっているのは次の通りです。
〇通行止め(7日午前11時半現在)
◆1号上野線の上下線、◆2号目黒線の上下線、◆3号渋谷線の下りの全線、◆4号新宿線の下りの全線、◆5号池袋線の上下線、◆中央環状線の江北ジャンクションと大井ジャンクションの間の内回りと外回り、◆埼玉大宮線の上下線、◆埼玉新都心線の上下線です。
首都高速道路では、雪を運び出す作業を進め、安全が確認でき次第、通行止めを解除することにしています。
そのほかの外環道や中央自動車道、常磐自動車道などの通行止めは7日朝までに解除されました。
横浜市と東京・町田市を結ぶ国道16号線の保土ケ谷バイパスは、5日の正午から一部の区間で通行止めが続いていましたが、除雪作業が進められた結果、40時間以上がたった7日午前4時半に全線での通行が再開されました。
国土交通省横浜国道事務所によりますと、通行止めが続いた影響で、付近を並行して走る国道16号線は、一部の区間で渋滞が発生していたということです。
鉄道は6日朝も始発から運転を見合わせる路線が出ていましたが、順次運転を再開しました。
〇運転再開
青梅線の青梅駅と奥多摩駅の間の上下線で倒木のため、運転を見合わせていましたが、6日午後7時すぎに運転を再開しました。
また◆五日市線は6日午前8時半ごろ、◆中央本線は正午ごろ、◆上越線は午後1時ごろにそれぞれ運転を再開しました。
このほか、西武有楽町線が雪による遅れなどで列車の運転間隔の調整が必要になったとして、午前8時から、練馬駅と小竹向原駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、正午すぎから運転を再開しました。
(6日 午後7時半現在)
気象庁によりますと雪のピークは過ぎましたが、気圧の谷や湿った空気の影響で関東の沿岸ではこのあとしばらく雨が続く見込みです。雪の影響で歩行中に転んでけがをして搬送されたり車のスリップ事故などが相次いだりしています。
東京消防庁によりますと、東京都内では、雪の影響で、5日から6日午前11時までの間に、4歳から92歳の男女あわせて120人がけがをして救急搬送されたということです。
7日朝にかけても気温が低い状態が続き、7日午前6時の気温はさいたま市でマイナス3.1度、東京の都心でも0度ちょうどと厳しい寒さとなりました。ところによっては積雪が残っていたり路面が凍結していたりするため、歩行中の転倒や交通へのお影響に注意してください。
※空の便の影響については7日削除しました※