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インフルエンザ患者数 群馬で「警報レベル」埼玉 栃木 千葉 茨城 神奈川 東京は「注意報レベル」

  • 2023年12月8日

インフルエンザの感染状況についてです。

全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、12月3日までの1週間で1医療機関あたり26.72人と、前の週から減少しましたが、依然として多い状況が続いています。

関東地方は、群馬県が38.85人と「警報レベル」とされる30人を超えているほか、埼玉県が27.98人、茨城県が21.88人と前の週から増加しました。

一方、栃木県は27.66人、千葉県は23.70人、神奈川県は17.09人、東京都は15.08人で前の週から減少しましたが、「注意報レベル」の10人を超えています。

インフルエンザ患者数 前週から減少

国立感染症研究所などによりますと、12月3日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は13万2117人で前の週から7797人減少しました。

1医療機関あたりでは前の週から1.58人少ない26.72人となりました。

データを元に推計されるこの1週間の全国の患者数はおよそ91万人となっていて、ことし9月4日以降の累積の患者数はおよそ688万5000人と推計されています都道府県別に見ますと、北海道が50.49人、宮城県が42.66人、福岡県が40.13人、長野県が40.09人など17の道と県で「警報レベル」とされる30人を超え、沖縄県を除くすべての都道府県で「注意報レベル」の10人を超えています。

関東地方の流行状況

関東地方の状況
▼群馬県 38.85人(前週33.46人)
▼埼玉県 27.98人(前週27.50人)
▼栃木県 27.66人(前週30.58人)
▼千葉県 23.70人(前週26.81人)
▼茨城県 21.88人(前週21.82人)
▼神奈川県 17.09人(前週18.34人)
▼東京都 15.08人(前週16.38人)
※カッコ内の数字は、各週発表時のもの。

“年明けには急激に増える可能性も”

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、次のように話しています。

舘田一博 教授
「患者数は減少したが横ばいの状況だ。今後も増加の傾向が見込まれ、年明けには急激に増える可能性もある。引き続き、室内では適度な湿度を保つことや換気に注意すること、それに密になるような場面でのマスクの着用など、生活の中で可能な範囲で感染対策を意識してほしい」

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