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シャンシャン・香香(最新情報)上野生まれのパンダ中国での様子は?飼育員が語る!

  • 2023年11月7日

東京・上野動物園で生まれ育ったジャイアントパンダの「シャンシャン(香香)」。
ことし2月に中国に返還され、現在、内陸部・四川省にある「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」で保護されています。

10月から一般公開が始まったことにあわせて、飼育員の趙蘭蘭さんが11月7日、日本のメディアに現在の様子を説明しました。

シャンシャンは、どのように過ごしているのでしょうか。

“もぐもぐ”愛くるしいシャンシャン(香香)

上野動物園で生まれたメスのジャイアントパンダ「シャンシャン」は、中国と結んだ協定に基づいてことし2月に中国に返還され、現在、内陸部・四川省にある「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」で保護されています。

この施設で、10月からシャンシャンの一般公開が始まったことにあわせて、飼育員の趙蘭蘭さんが、11月7日、日本のメディアに対して現在の様子を説明しました。

7日、シャンシャンは、好物のりんごや竹をおいしそうに食べる様子を見せていました。

中国に来た当初は…

趙さんによりますと、シャンシャンは、中国に来た当初は施設の中を走り回ったり、エサを食べなかったりと落ち着きのない様子を見せていましたが、飼育員が言葉をかけ続けるなどしたところ徐々に慣れて落ち着いてきたということです。

また、一般公開の時期について施設側は、過度なストレスを与えないよう、多くの観光客が詰めかける中国の大型連休を避ける配慮をしたとしています。

飼育員“シャンシャンを見に来て”

現在、シャンシャンの健康状態は良好で、毎日、竹を16キロ、たけのこを6キロ、りんごを400グラムほど食べているということです。

趙さん
「シャンシャンは、今とても良い状態ですので、安心してください。時間があればぜひ、シャンシャンの姿を実際に見に来てください」

シャンシャン 返還理由は?

「シャンシャン」は、2017年6月12日、上野動物園としては初めて自然交配で生まれ育ちました。

両親の「リーリー」と「シンシン」は、東京都が「繁殖の学術研究」を目的に中国から借り受けていて、協定に基づいてその間に生まれたシャンシャンの所有権も中国側にあり、満24か月で中国に返還される予定でしたが、新型コロナの影響で延長されて2023年2月21日に上野動物園を出発しました。
 

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