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新語・流行語大賞(2023)ノミネートされた30語 あなたはいくつご存じですか?

  • 2023年11月2日

「憧れるのをやめましょう」

野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本が優勝して話題となった、大谷翔平選手のことばです。

2023年の「新語・流行語大賞」の候補となる30のことばが発表されました。

大谷選手のことばなどスポーツに関するものや、「地球沸騰化」、「生成AI」といった世相を反映したものなどがノミネートされています。

新語・流行語大賞の候補

「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題となった出来事や発言、流行などの中からその年を代表することばを選ぶ賞で、2日、ことし(2023)の候補となる30のことばが発表されました。

このうち、スポーツに関するものでは、3月に日本が3大会ぶりに優勝した野球のWBCで、大谷選手がアメリカとの決勝を前に選手たちに呼びかけた「憧れるのをやめましょう」やヌートバー選手がチームのために身を粉にして働くという意味を込め、こしょうひきを回す動きを模した「ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー」。

また、プロ野球、阪神の岡田監督がリーグ優勝を表現した「アレ(A.R.E.)」や、夏の甲子園やプロ野球、Jリーグなどでコロナ禍から解禁された「4年ぶり/声出し応援」が入っています。

このほか、将棋界で史上初の八大タイトル独占を果たした藤井聡太さんの活躍から「藤井八冠」、インターネットなどで対局を観戦して楽しむ「観る将」がノミネートされました。

時事問題や社会現象に関することばとしては、世界の月間平均気温が過去最高を更新する見通しを受けた国連のグテーレス事務総長による発言の内容から、「地球沸騰化」。

SNSなどで募集され、高額な報酬の代わりに強盗や詐欺などの犯罪に加担する「闇バイト」。また、旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏による問題や、元陸上自衛官の女性の実名での訴えと権利と尊厳を守るための活動から、「性加害」や、「NGリスト/ジャニーズ問題」。

それに、急速に広まる人工知能を表す「生成AI」や「チャットGPT」などがノミネートされました。

このほか、世相や流行に関することばとしては、人気漫画でアニメ化や主題歌も話題となった「推しの子/アイドル」、民放のドラマで自衛隊の秘密情報部隊を描いた「別班/VIVANT(ヴィヴァン)」、2000年代の服装が再流行した「Y2K」などが選ばれました。

ことしの傾向について選考委員会は、「4年ぶりの声出し応援、WBC野球関連等、昨年に比べ明るい話題はありました。ロシアによるウクライナ侵攻に加えてパレスチナ問題、円安、物価高騰はさらに深刻化、暗い話題も多くみられました。誰もが差別されることなく明るい元気の出る言葉が生まれる時代になって欲しいものだ」などとコメントしています。

「新語・流行語大賞」は、12月1日に年間大賞やトップテンが発表される予定です。

ノミネートされた30語

ことし(2023)の「新語・流行語大賞」にノミネートされたのは、次の30の言葉です。(50音順)

▼「I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」
▼「憧れるのをやめましょう」
▼「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」
▼「新しい戦前」
▼「アレ(A.R.E.)」
▼「頂き女子」
▼「X(エックス)」
▼「エッフェル姉さん」
▼「NGリスト/ジャニーズ問題」
▼「オーバーツーリズム」
▼「推しの子/アイドル」
▼「OSO18/アーバンベア」
▼「蛙化現象」
▼「5類」
▼「10円パン」
▼「スエコザサ」
▼「性加害」
▼「生成AI」
▼「地球沸騰化」
▼「チャットGPT」
▼「電動キックボード」
▼「2024年問題/ライドシェア」
▼「ひき肉です/ちょんまげ小僧」
▼「藤井八冠」
▼「ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー」
▼「別班/VIVANT(ヴィヴァン)」
▼「観る将」
▼「闇バイト」
▼「4年ぶり/声出し応援」
▼「Y2K」

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