1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. ハロウィーン 渋谷センター街 週末の人出 コロナ前と比べると 混雑時間帯は?

ハロウィーン 渋谷センター街 週末の人出 コロナ前と比べると 混雑時間帯は?

  • 2023年10月30日

渋谷駅周辺では例年、ハロウィンの時期に若者や外国人が大勢集まるなどしています。混雑が警戒された10月28日土曜日の夜、渋谷駅周辺に集まった人はコロナ禍前の2019年のハロウィン当日と比べて16%少なかったことが民間の分析でわかりました。「ハロウィンに来ないでほしい」とする渋谷区の異例の対応や混雑状況についてまとめました。

路上飲酒を制限 酒販売の自粛求める

渋谷区は、2023年、ことしのハロウィンでは、10月27日金曜日から、駅周辺エリアの路上飲酒の制限を行っています。
新型コロナの5類への移行後、渋谷駅周辺では若者や外国人による路上飲酒が横行している状態が続いていて、28日はコンビニなどに酒の販売自粛を求めたうえで、区や警視庁がパトロールや警備を強化しました。

酒の缶や瓶 ごみの量をふだんと比べると

ハロウィン当日と並び最も混雑が見込まれていた週末を終えて、30日の朝、渋谷センター街を中心に清掃活動が行われました。酒の缶や瓶などのごみの量はふだんの週末より少なかったということです。

また、渋谷センター街では、例年ハロウィンの時期に店のシャッターなどが壊される被害が相次いでいましたが、今回の週末は確認されなかったということです。

センター街 28日土曜日の人出は

28日土曜日の人出について東京・千代田区の企業、「ロケーションマインド」がNTTドコモの携帯電話の位置情報を、プライバシーを保護した形で分析しました。

それによりますと、28日は、センター街付近では午後4時台に最も混雑し、250メートル四方におよそ1万1600人が集まったとみられることがわかりました。
これは去年のハロウィン当日を11%上回りましたが、コロナ禍前だった2019年のハロウィン当日をおよそ16%下回りました。

また、訪れた人の居住地を分析すると、都内が73%を占め次いで、神奈川が10%、千葉が6%、埼玉5%などでした。

ロケーションマインド 柴崎亮介CTO
「渋谷センター街の週末の人出はふだん、夜にピークを迎えるが、28日の土曜日は、夕方前にピークを迎え、夜間は減少していった。都内から集まった人がほとんどで事前の呼びかけなど渋谷区の対策が効いたといえる」

“ハロウィン目的で渋谷駅周辺に来ないで”

ことしは新型コロナの5類移行後、初めてのハロウィンとなり、渋谷区は雑踏事故のリスクが高まるとしてハロウィン目的で駅周辺に来ないよう異例の呼びかけを行っています。

31日は最も混雑が予想されるハロウィン当日で、渋谷区は改めて協力を呼びかけています。
 

ページトップに戻る