八王子の地域通貨「桑都ペイ」初日からチャージ不可 復旧は…

市「24日から段階的にチャージ機能再開」

八王子市は23日、トラブルは、チャージ金額を管理するデータベースに処理能力を超える大量のデータが流入したことが原因だとして24日から段階的にチャージ機能を再開することを発表しました。

なお、今後、チャージが集中した場合は一時的にアクセスを制限するなどの対策をとるとしています。市は「利用者の皆さんにはご不便をおかけして申し訳なく思います。ポイントの還元にはまだ余裕はあるので、アクセスが混み合った際は時間をずらすなどしてチャージをしてほしい」と呼びかけています。

「桑都ペイ」とは

「桑都ペイ」は地域活性化を図ろうと、八王子市が18日から始めたデジタルの地域通貨です。スマートフォンなどにチャージすると、その3割、最大9000円分のポイントが還元され、市内の対象店舗での支払いに使うことができます。市民以外も利用できます。
八王子市は、養蚕や織物で発展したことから「桑都」と呼ばれ、市のホームページによりますと、762件の応募の中から愛称が付けられたということです。

運用初日から…原因は

市によりますと、18日午前10時の運用開始の直後からチャージできないトラブルが相次ぎ、市は30分後にチャージ機能を停止したということです。短時間にアクセスが集中したためとみられていますが、詳しい原因はわかっておらず、運用再開の見通しも立っていないということです。
利用者の中にはチャージしたものの、入金が確認できない人もいるということで、システムが復旧次第、優先的に対応するとしています。