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XBB.1.5対応ワクチン ファイザーとモデルナ承認申請 試験や実験では?

  • 2023年7月7日

新型コロナウイルスのワクチンで厚生労働省は、9月から5歳以上の人を対象に行われる予定の追加接種について「XBB.1.5」を含む「XBB.1」系統に対応するワクチンを使う方針を示しています。こうしたなか、ファイザーとモデルナは、「XBB.1.5」に対応したワクチンについてそれぞれ厚生労働省に承認申請しました。ワクチンの臨床試験や実験の結果などをまとめました。

9月からはXBB.1系統に対応するワクチンに

新型コロナのワクチン接種は、現在、従来株に対応する成分と、オミクロン株の「BA.5」などに対応する成分を含んだワクチンで行われています。
ことし9月から5歳以上の人を対象に行われる予定の追加接種について、厚生労働省は、「XBB.1.5」を含む「XBB.1」系統に対応する、ワクチンを使う方針を示しています。

XBB.1.5対応のワクチン承認申請

こうした中、アメリカの製薬会社、ファイザーとモデルナは、新型コロナウイルスのオミクロン株の1種、「XBB.1.5」に対応した成分を含むmRNAワクチンについてそれぞれ厚生労働省に承認を申請しました。

モデルナとファイザーのワクチン 試験や実験では

6月に開かれた厚生労働省の専門家分科会で示された資料によりますと、モデルナのワクチンはアメリカで行われた臨床試験で、「XBB.1.5」や「XBB.1.16」といった「XBB」系統の変異ウイルスに対して、免疫の反応が確認できたということです。

またファイザーのワクチンも、マウスを使った実験で、「XBB」系統の変異ウイルスに免疫の反応が確認されたとしています。

接種の対象となる年齢は、ファイザーは生後6か月以上、モデルナは12歳以上を想定しているということです。

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