詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「自動音声に注意」です。
9月以降、神奈川県内で相次いで確認されている詐欺の手口です。
受話器から流れてくるのは、ある「自動音声」です。
「緊急のお知らせがございます。現在ご契約されているお電話番号は2時間ほどで停止されます。オペレーターにつなぐ場合は『1』を押してください」
「1」の番号を押すと、警察官を名乗る人物が「あなたの口座が犯罪に使われている」と言うのです。
さらに「捜査のために回収する必要があるので、キャッシュカードや通帳を自宅のポストに入れてください」と指示。
その後、ポストに入れたキャッシュカードなどを詐欺グループに回収されてだましとられてしまいました。
やりとりのなかで暗証番号を教えてしまい、これまでに県内の50代から90代の女性5人があわせて1200万円をだまし取られたということです。
皆さんへのお願いです。「自動音声に注意」
神奈川県警は指示に従って操作するかでだましやすい相手かどうかを見極めたうえで、作り話でだましてきたり個人情報を聞き出したりする狙いがあるとみています。
自動音声の案内に従ってボタンを押したことがある人もいらっしゃると思いますが、だましの手口となるものもあり、注意が必要です。
こうした電話がかかってきたときは、すぐに切って警察や家族に相談してください。