伊勢原市の事例で学ぶ特殊詐欺の手口と対策「直接の訪問にも注意」【動画掲載1分33秒】

【伊勢原市であった手口】

ことし8月、神奈川県伊勢原市の90代の男性の自宅に金融機関の職員を名乗る男が1人で訪ねてきました。男性が玄関先で応対すると、男は「自宅に保管している現金について確認して回っている」などと言うのです。

そして、現金を一時的に預けて欲しいと言われ、話を信じた男性は、自宅にあった現金25万円を手渡して、だまし取られてしまいました。

被害にあう前、男性の自宅には、不審な番号による着信が複数回、あったということで、警察は現金の受け取り役として詐欺グループのメンバーとみられる派遣社員を逮捕しています。

皆さんへのお願いです。「直接の訪問にも注意！」

詐欺事件では、だますための巧妙な作り話を電話でするケースが一般的ですよね。
しかし、警察によりますと、いきなり訪問して現金やキャッシュカードなどを求めてくるケースもあるということです。電話や訪問などどのような場面であっても、急に現金などを求めてくる話は詐欺の疑いがあります。そのまま話を信じず、まずは周囲の人や警察に相談してください。

【特殊詐欺電話の発生状況】

警視庁が公開している、こちらの地図によりますと、11月1日午後3時半現在、練馬区、中央区、港区などに特殊詐欺の電話がかかってきました。みなさん十分注意してください。