詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「“1を押して”自動の音声案内に注意」です。
9月、茨城県筑西市に住む60代の男性の携帯電話に大手通信会社の関連会社だという電話がかかってきました。電話は自動音声で「未納料金がある。詳しいことを聞きたい場合は1を押してほしい」と言うのです。
男性が音声案内にしたがってボタンを押すと電話に出たその会社の従業員を名乗る男から「インターネットのサイトの利用料金として29万円が未納なので支払ってほしい。支払えば、9割が返金される」と言われました。
話を信じた男性は求めに応じて電子マネーのカードをコンビニで購入して番号を伝え、およそ30万円をだまし取られてしまいました。
今回のポイントはこちら。「“1を押して”自動の音声案内に注意」
自動の音声案内にしたがって番号のボタンを押すように求められることはよくありますが、詐欺グループがこれを悪用することもあるんです。自動音声だからと安心してしまうのは危険です。
結局は「返金される」などとうそを言って電子マネーを要求するよくある詐欺の手口です。
きっかけがどんな形であれ電話で現金や電子マネーを要求されれば詐欺の疑いが濃厚です。
すぐに警察や家族に相談してください。