詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「“カードが古いので”に注意!」です。
埼玉県東松山市に住む80代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から「65歳以上の人が受け取れる給付金があり、銀行から連絡があります」と電話がありました。
このあと、電話をかけてきた銀行の行員を名乗る男は「キャッシュカードに金色のチップがない古いタイプなので手続きができません。新しいカードに切り替える必要があります」と言うのです。
話を信じた女性は、自宅を訪れた行員を名乗る男にキャッシュカード3枚を渡してしまい、およそ260万円をだまし取られました。
皆さんへのお願いです。「“カードが古いので”に注意!」
詐欺グループはあなたのカードを手に入れようと「裏面に金色のチップがないカードは古くて使えない」などとあの手この手のうそを言って迫ってきます。
しかし市役所や金融機関の職員があなたの自宅を訪れてキャッシュカードを預かるということはありません。カードを渡すように言われたら詐欺を疑い、家族や警察にすぐに相談してください。