詐欺：“複数の人物からの電話”に注意

ことし7月、茅ヶ崎市の70代の女性の自宅に「国民生活支援センター」という団体を名乗る男から「あなたの個人情報が『災害センター』に流出している」などと電話がありました。

女性のもとにはこのあと『災害センター』やNPO、それに金融庁などさまざまな団体の職員を名乗る電話があわせて10回近く、かかってきました。「個人情報を削除するための手続きをする」とか、「手続きを進めたところ法律違反になった」などとたたみかけるように言われた女性。

最後は情報を削除するために必要だと言われ、口座から引き出した現金あわせて2400万円あまりを金融庁の職員を名乗る男に渡してしまい、だまし取られたということです。

皆さんへのお願いです。「“複数の人物からの電話”に注意」

詐欺グループは、複数のメンバーがさまざまな団体になりすますなどあらかじめ役割分担をし、相次いで電話をかけてきます。これは被害者を慌てさせて冷静な判断をできないようにするためです。相次ぐ電話のあとで現金を要求されたらそれは詐欺です。
一度、冷静になって警察や身近な人に相談してください。