豊洲市場から旬の食材を紹介します。鮮やかな赤い色と大きな目が特徴の「キンメダイ」と、淡い黄色が春らしい「新たまねぎ」です。
市場ではいわゆる「地キンメ」といって、比較的早い時間で港に水揚げされる、近海でとれた鮮度のいいキンメダイ。
■旬
4月~6月(産卵期前)
■見極めのポイント
<切り身>
▶皮の色が赤くてきれいなもの
▶身の色が透明感のあるピンク色のもの
▶皮と身の間に白い脂があるもの
■おすすめの食べ方
『しゃぶしゃぶ』
今の時期、脂がのっているので、サッとくぐらせるようにして、少し脂を落とすと、さっぱりと食べられる。
『焼き物』
それぞれ、半日から1日ほど漬けて焼く。
身は少し締まるが、やわらかい食感で、冷めてもかたくならないので、お弁当におすすめ!
『煮つけ』
頭やカマは煮つけにぴったり!
■キンメダイの紹介
豊洲水産市場 仲卸 岡田誠さん
「ぜひこの時期、おいしいキンメダイを召しあがっていただきタイ!」
■特徴
・新たまねぎは春の季節にしか出回ることのない季節限定の野菜。
・普通のたまねぎよりも水分が多く辛みが少ないので、水にさらさなくても、生やサラダでも食べやすい。
■主な産地
愛知・静岡・熊本。
■見極めのポイント
▶重みがあるもの
▶切り口がかたく締まりのあるもの
▶芽や根が伸びていないもの
☆水分が多くやわらかい分、傷みが早いので、水分がたっぷりあるうちに使い切る。
■保存方法
(1個丸のままの場合)
新聞紙に包みポリ袋に入れて冷蔵庫へ(4日ほどで食べきる)
(カットしたものの場合)
空気に触れないようにしっかりラップに包み冷蔵庫へ(2日ほどで食べきる)
(冷凍の場合)
外側の皮をむき、さっと水で洗い、使いやすい大きさにカットして、保存袋に入れて冷凍庫へ(1か月ほどで食べきる)
■おすすめの食べ方
『新たまねぎとのりのサラダ』
<材料>(2人分)
・新たまねぎ … 1個(250g程度)
・焼きのり … 適量
・白ごま … 小さじ2
<A>
・酢 … 小さじ2
・しょうゆ … 小さじ4
・ごま油 … 大さじ1
<つくり方>
1.新たまねぎは皮をむき、スライサーで薄切りにし、5分ほど空気にさらしておく。
2.ボウルに焼きのりをちぎり入れ、<A>酢、しょうゆ、ごま油を加えて混ぜ合わせる。
3.混ぜ合わせた調味液に新たまねぎを加え、白ごまをふり、あえる。
『新たまねぎのバターじょうゆ焼き』
<材料>(2人分)
・新たまねぎ … 1個
・バター … 10g
・しょうゆ・酒・砂糖 … 各大さじ1
・にんにく(すりおろす) … 1/2かけ
・こしょう … 適量
<つくり方>
1.新たまねぎは皮をむき1cmの厚さに切る。
2.フライパンにバターを熱し、新たまねぎを並べて焼き目がつくように弱めの中火で焼く。
3.両面に焼き目がついたら、しょうゆ・酒・砂糖、にんにく(すりおろす)を加えてとろみがつくまで焼く。
4.器に盛りつけて、こしょうをふる。
■新たまねぎの紹介
豊洲青果市場 卸 吉野智子さん
「春限定の甘さを、生で!加熱で!目いっぱい味わってください」