マーブルロードおおまちには、なぜオルガンがあるの?
今回のみやぎUP-DATEでは、こちらの投稿にお応えします!
「マーブルロードおおまち」の場所はこちら。
仙台市の中心部、6つあるアーケード街のうちのひとつで、東二番町通の横断歩道を渡ったところから一番町までの区間です。
不思議な場所にあるオルガン、さっそく調査してきました!
現地に行ってみよう!
安藤さん 「向かい側に見えるのが『マーブルロードおおまち』です。 こちらにオルガンがあるということで行ってみたいと思います!」 |
横断歩道を渡って振り返ると…
安藤さん 「ここから見えますね。 あちらのアーケードの入り口のところにオルガンがあります。」 |
東側の空中ステージに設置された電子オルガン。
地上からの高さはおよそ6.5メートル。
改めて、すごい場所にありますね…!
いざ、オルガンへ!
オルガンを管理しているのはおおまち商店街振興組合。
事務長の早川 清俊さんに、さっそくオルガンへと案内していただきました。
まず、事務所の窓から外に出ます。
そして作業用通路を通りオルガンへと向かいます。
まさに舞台裏!という道のりです。
通路を抜けると…
安藤さん 「おぉ~、すごい! 人が下に見えている…いつも見上げていた商店街が! うわぁ~!すごい場所にあるオルガンですね。」 |
見慣れたアーケード。いつもと違う視点に安藤さんも大興奮です…!
どうして設置されたの?
27年前に設置された電子オルガン。
当時は自動演奏機能を使ってオリジナルの楽曲を流していました。
安藤さん 「そもそもなんですが、なぜマーブルロードおおまちにオルガンを設置したんでしょうか?」 |
早川さん 「“おもてなし”っていうか。 それの気持ちで、みなさんにゆっくりこの商店街を歩いてもらいたいなということで。」 |
安藤さん 「演奏を聴きながらゆっくり商店街を見てほしいと。 あのオルガンは今も弾くことができるのでしょうか?」 |
早川さん 「弾けます。不定期ではありますけれど、月2回演奏会をしていますので、聞けたら『ラッキー!』と思っていただければ。」 |
月2回ほど演奏が行われているというマーブルロードおおまちの電子オルガン。
演奏を担当しているのは仙台市在住の鍵盤楽器奏者、齋藤 めぐむさんです。
平成16年から演奏し続けている齋藤さん。
「多くの人の心に響くよう、思いを込めて演奏している。」と話していました。
特別に演奏させてもらえることに!
商店街のおもてなしの気持ちを奏でる電子オルガン。
今回は特別に許可をいただき、安藤さんも1曲弾かせていただきました。
(安藤さんの演奏はぜひ動画でご覧ください…!)
ちなみに今回演奏したのは「やっぺぇ!たいそう」でした。
オルガンで奏でる荘厳な「やっぺぇ!たいそう」がマーブルロードおおまちに響き渡りました…笑
☆本家「やっぺぇ!たいそう」の動画はこちらから! やっぺぇが県内各地の視聴者のみなさんと一緒に踊っています☆
マーブルロードおおまちの歴史
今回取り上げたマーブルロードおおまちは、とても歴史のある商店街です。
もともとは「大町五丁目」という地名で、伊達政宗公とともにやってきた商人が商売を営んできた町なんです。
こちらは昭和50年ごろ、初代アーケードの東側入り口です。
そして昭和62年、大理石を使った舗道を整備。
これにちなんで「マーブルロードおおまち」の名になり、平成8年に2代目となる現在のアーケードが完成。
オルガンもこの時に設置されました。
安藤のひとこと。
安藤さん 「お客さんがただお買い物をして帰るというだけはなくて、お客さんに商店街全体を空間として楽しんでほしいという 仙台商人の粋なおもてなしの心がこのオルガンに込められているのではないかなと感じました。 もし演奏に遭遇しましたらみなさんも足を止めてじっくり聞いてみてください。」 |
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