【新人アナ日記#7】西尾文花・スタンドリポートに挑戦!

こんにちは!西尾文花です。

まもなく甲子園開幕!

今回は、小倉アナに続き、7月22日、23日に行われた夏の全国高校野球・宮城大会のスタンドリポートの様子をお伝えします!

準決勝・決勝は“楽天モバイルパーク宮城”で行われました。
朝から強い日差しが照り付ける中、多くの方が準備を進めていました。
これから試合が始まるんだな、とわくわくしました。

ニュースを読んだり、「てれまさライブ」で中継を担当したりと、話して伝えることに少しずつ慣れてきたのですが、今回のスタンドリポートはいつも以上に緊張しました。
というのも、ふだん野球を見る経験があまりないため、この仕事をするにあたり、急きょ野球の猛勉強を始めたからです。
知識の少ない自分に伝えられるのか、リポートを行うまではとても不安でした。

しかし、VTRで今までのリポートの様子を学んだり、担当する高校の試合結果や歴史を調べたりするうち、本番がとても楽しみになっていきました!

今後の仕事でも、自分が詳しくない分野に触れる機会は増えるでしょう。
研修の時には「いかに物事をおもしろがって伝えるか、それが大切!」と教わりました。
知らないことも、学んでいくうちに、どんどんおもしろくなっていきます。
学びを深め、伝える内容が自分の一部になっていく感覚を大切にしていきたいです!

さて、試合当日。
私は、痛いほどの日差しを受けながらも、大きな声で応援するスタンドのみなさんに圧倒されました。
大学時代は室内競技だったので、猛暑の中で試合をする選手や応援するスタンドの方々を見て、「すごい…」と何度もつぶやいていました。

私がリポートを担当したのは3試合。すべて3塁側のスタンドです。
準決勝では、東陵高校と仙台城南高校、決勝では仙台城南高校の応援の様子を、スタンドからお伝えしました。

東陵高校のリポートでは、応援を担当する野球部員のメガホンを紹介。
声出しが可能となった今年、少しでも応援を届けたいと、長さが70センチぐらいある大きなメガホンを自作しました。
一つ一つに選手のメッセージが書かれていて、その文字の力強さに、この大会への意気込みを感じました。
当日の応援も、球場全体に響き渡るほど大きな声で、鳥肌が立ちました。

また、仙台城南高校は、創立以来、初めての決勝進出でした。
生徒や先生だけでなく、多くの卒業生や保護者も応援に駆けつけていました。
中には、改称する前の、東北工大電子工業高校で野球部員だったOBも応援に訪れ、当時のユニフォームで後輩たちにエールを送っていました。

仙台育英と対戦した決勝戦。
ベンチに置かれた1500羽の折り鶴のリースは、選手たちを応援しようと部員の保護者が折ったもので、最後に3年生の保護者がリースの形にまとめあげました。
リースを作る過程の話や、決勝を前にした選手にかけた言葉をうかがう中で、保護者の思いの強さやあたたかさが伝わってきました。

取材した内容は、テレビだけでなくラジオでもお伝えしました。
ラジオリポートを担当している時の様子です。

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持っているのは取材メモ。どんな言葉なら、スタンド独特の空気が伝えられるのか、ギリギリまで先輩と相談しながら考えました。

強い日差しに負けないくらいの、応援する方の熱量に圧倒された2日間でした!