性能な防衛装備品導入
重要と伝えた」菅官房長官

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、27日、アメリカ ニューヨークで行われた日米首脳会談で、安倍総理大臣がトランプ大統領に対し、日本を取り巻く安全保障環境は厳しいとして、アメリカ製を含む高性能な防衛装備品の導入が日本の防衛力強化に重要だという認識を伝えたことを明らかにしました。

アメリカのトランプ大統領はこれまで、貿易赤字の削減などを目指し、日本を含め各国への兵器の売却を拡大する方針を示していて、27日、ニューヨークで行われた日米首脳会談のあとの記者会見では、「日本は防衛装備品も多く購入している」と述べました。

これに関連して、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「日米首脳会談で、安倍総理大臣からトランプ大統領に対し、厳しい安全保障環境に対応するため、今後とも米国の防衛装備品を含め、高性能な防衛装備品の導入が、わが国の防衛力強化にとっては重要であるという旨を伝えた」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「日米間では、引き続いて緊密に協力していくことで一致しているということだ」と述べました。

防衛相「主体的な判断のもと防衛力強化」

小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で「安全保障環境が一層厳しさを増す中、防衛力について、質および量を、必要かつ十分に確保することが不可欠だ。最新鋭の装備品の導入は非常に重要で、引き続き日米間で緊密な協力を行っていく。自衛隊の装備品は、防衛計画の大綱などに基づき、アメリカ製を含めて計画的に取得していて、今後も主体的な判断のもと、防衛力の強化に努めていく」と述べました。