方領土問題「振り出しに
戻ったという見方も」石破氏

自民党総裁選挙に立候補している石破元幹事長は、ロシアのプーチン大統領が前提条件をつけずに平和条約を締結することを提案したことを受けて、北方領土問題は「振り出しに戻ったという見方もできる」と指摘しました。

石破元幹事長は17日夜、民放の番組に出演し、ロシアのプーチン大統領が前提条件をつけずに平和条約を締結することを提案したことについて「振り出しに戻ったという見方もできる。『前提条件なし』ということは、北方領土が、2島はおろか、全く返ってこないこともある」と指摘しました。

そのうえで「経済協力したからといって、領土問題が前進するとは思わない。北方領土がどんなに軍事的に大事なところか議論をして100年かかっても200年かかっても、解決しなければならない」と述べました。