来年参院選 “共闘
できるだけ早い合意を”

共産党の志位委員長は記者会見で、先の衆議院選挙での立憲民主党などとの共闘について、合意が遅れたことで有権者に理解してもらう時間が足りなかったとして、来年夏の参議院選挙では、できるだけ早い合意を目指す考えを示しました。

共産党は、党本部で27日に続いて、中央委員会総会を開き、先の衆議院選挙の総括を採択したあと、志位委員長が記者会見しました。

この中で、志位氏は、投票日の1か月前に、立憲民主党と、政権交代が実現した場合の連携の在り方で合意したことについて「『限定的な閣外からの協力』という合意は、共通政策を実行するためという意味で、あいまいな点は一切なかった。しかし、相手の攻撃が非常に激しく、有権者に理解してもらうには一定の期間が必要だった」と述べました。

そのうえで、候補者の一本化なども含めた野党の共闘について「大変遅れたことは間違いなく、大きな反省点だ。同じような遅れを繰り返さないよう、来年の参議院選挙では、できるだけ早く共闘の問題について結論を得たい」と述べました。