「国の判断によるッシュ型
支援を一層強化」安倍首相

記録的な大雨による甚大な被害を受けて安倍総理大臣は、被災自治体からの要請を待たず国が支援物資を送るプッシュ型支援で、エアコンや水などを被災地に送るよう指示しました。また被災地のコンビニなどへの物資の輸送車両を、緊急車両の扱いにする考えを示しました。

記録的な大雨で西日本を中心に甚大な被害が出ていることを受けて、政府は10日午前9時前から「非常災害対策本部」の3回目の会合を総理大臣官邸で開きました。

この中で、安倍総理大臣は「暑さが厳しさを増す中、多くの方々が肉体的にも精神的にも困難な避難生活を余儀なくされている。国の判断によるプッシュ型の支援を一層強化するため財政措置を講じる」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は、今年度予算の予備費から20億円程度を充て、被災自治体からの要請を待たず国が支援物資を送るプッシュ型支援で、エアコンや水などを被災地に送るよう指示しました。

さらに、安倍総理大臣は「被災地では多くの通行止めが発生しているが、支援物資輸送や復旧作業を加速させるため、コンビニなどへの物資輸送車両を緊急車両扱いとするなどの措置を講じる」と述べ、被災地のコンビニなどへの物資の輸送車両を緊急車両の扱いにする考えを示しました。