静岡県知事選 現職の
川勝平太氏 4回目の当選

20日投票が行われた静岡県知事選挙は、現職の川勝平太氏が自民党が推薦した新人を抑え、4回目の当選を果たしました。

静岡県知事選挙の結果です。

川勝平太、無所属・現。当選。95万7239票。

岩井茂樹、無所属・新。62万4967票。

現職の川勝氏が自民党が推薦した元国土交通副大臣の岩井氏を抑え、4回目の当選を果たしました。

川勝氏は京都府出身の72歳。

静岡文化芸術大学の学長などを務めたあと、平成21年の知事選挙で初当選しました。

選挙戦で川勝氏は3期12年の実績を強調し、新型コロナウイルス対策やリニア中央新幹線の工事に伴う水資源問題などを取り上げ「危機に直面する中でトップを代えるべきではない」と県政の継続を訴え、与野党双方の支持層に加え無党派層からも幅広く支持を集めました。

川勝氏は「11月までに希望するすべての人に新型コロナウイルスのワクチン接種が円滑にできるように陣頭指揮をとりたい。水の問題は自然環境を守ることを託されていると思って解決して道筋をつけたい」と述べました。

今回の投票率は52.93%で、前回・4年前より6.49ポイント高くなりました。

落選 岩井氏「これからも全力」

無所属の新人で自民党が推薦する元国土交通副大臣の岩井茂樹氏(53)。12年ぶりに自民党本部が推薦し県政の刷新を訴え挑みました。

岩井氏は「皆様の思いに応えられなかったのは私の実力不足で申し訳ございません。静岡の未来を思い、本当に変えられると強く思いながら、選挙戦を戦い抜きました。静岡県が少しでもよくなるように、どういう立場であろうとその思いは忘れることなく、これからも全力を尽くしていきたい」と述べました。