栃木県 外出自粛要請を
延長せず

栃木県は5日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開きました。新規感染者数の減少を受けて、7日を期限としていた不要不急の外出自粛要請を延長しないことや、緊急事態宣言が延長される1都3県との移動については県民に慎重な対応を求めることを決めました。

栃木県では、先月22日に飲食店などへの営業時間の短縮要請が解除されましたが、感染の再拡大に強い注意が必要だとして、不要不急の外出自粛の要請が続けられています。

5日、県庁で新型コロナウイルスの対策本部会議が開かれ、県内の感染状況について、新規感染者数が減少し病床の稼働率が下がったとして、今月8日に県独自の4段階の警戒レベルを2番目に高い現在のレベルから下のレベルに引き下げることを決めました。

これに伴い、7日を期限としていた不要不急の外出自粛要請は延長しないことを決めました。

一方、緊急事態宣言が延長される1都3県との移動については県民に慎重な対応を求めるほか、歓送迎会や花見、それに職場での大人数の会食も控えるよう呼びかけることにしています。

福田知事は記者会見で「外出自粛要請も緩和することにしたが、人の動きが活発になって対策がおろそかになると、感染が再拡大するおそれがある。県民には感染防止対策の徹底をお願いする」と述べました。