松井市長 大阪維新の会代表
辞任表明 吉村知事立候補へ

大阪市の松井市長は、記者会見で、いわゆる「大阪都構想」が住民投票で再び否決されたことを受けて、近く、大阪維新の会の代表を辞任することを表明しました。党の代表代行を務める大阪府の吉村知事は、後任は代表選挙で選ぶべきだとしたうえで、みずから立候補する考えを明らかにしました。

日本維新の会と大阪維新の会の代表を務める大阪市の松井市長は、いわゆる「大阪都構想」が、今月1日の住民投票で、5年前に続いて再び否決されたことを受けて、令和5年4月までの市長の任期を全うしたうえで、政界を引退する意向を明らかにしています。

こうした中、松井氏は、5日の記者会見で「トップがけじめをつけなければならない」と述べ、近く、大阪維新の会の代表を辞任することを表明しました。

一方、国政政党の日本維新の会の代表については「今回は大阪維新の会としてのたたかいだったので、国政選挙を経て対応する」と述べ、次の衆議院選挙が終わるまで続ける考えを示しました。

大阪維新の会では、今月21日に全体会議を開いて松井氏の辞任を了承したうえで、新しい代表を選出することにしています。

これについて、党の代表代行を務める大阪府の吉村知事は、記者団に対し「これからの新しい大阪維新の会を考えた場合、公正で民主的な手続きで代表は選ばれるべきだと思うので、代表選挙を実施すべきだ。代表選挙になれば、ぼく自身も覚悟して立候補することになる」と述べ、みずから立候補する考えを明らかにしました。