「年内にも憲法改正草案概要
作りたい」国民 玉木代表

国民民主党は結党後初めて、党の憲法調査会の会合を開き、玉木代表は未来志向の憲法論議につなげたいとして、年内にも党としての憲法改正草案のたたき台をまとめる方針を示しました。

国会内で開かれた国民民主党の憲法調査会の初会合には、一般にも公開して行われ、所属議員や市民ら、合わせておよそ70人が出席しました。

この中で、玉木代表は「未来志向の憲法議論を実践し、中身もプロセスも新しいアプローチで新しい答えを示したい。右に左に対立するのではなく、白地で議論し、たたき台として、年内にも憲法改正草案の概要を作りたい」と述べました。

国民民主党はAI=人工知能の普及で、社会で膨大なデータのやり取りが進む中、プライバシー権などに関連する憲法の条文を見直す必要があるとしています。

また、地方自治体の権限強化や、婚姻制度の見直し、それに衆議院の解散権の制約なども検討が必要だとしていて、こうした分野を中心に議論を重ねていくことにしています。

憲法改正をめぐっては国民民主党が、改正論議に前向きな姿勢を示していることについて、自民党内には今後の論議の進展に向け、協力の可能性に期待感も出ています。