害者施設の手作りマスク
好評 地域理解に一役 岡山

岡山市の障害者施設で手作りしている布マスクが地域の人々に喜ばれ、障害のある人たちのやりがいと地域の人たちの障害への理解につながっています。

岡山市にある障害者福祉施設「わくわく祇園’s」では、障害のある人たちの社会参加の一環で5年前から布マスク作りなどに取り組んでいます。

木綿の布をミシンで縫って耳掛け用のゴムを通したマスクは1枚200円で、これまではほとんど売れませんでしたが、新型コロナウイルスの影響でマスク不足が深刻になる中、ことし3月からは地域の人たちなどに1500枚以上も売れたということです。

手足に障害のある七瀬京子さん(61)は「皆さんが喜んでくれるから元気が出ます。使っているよと声をかけられると頑張らなきゃと思います」と話していました。

4月下旬からこのマスクを愛用している地元の町内会長の嶋村稔さんは「地域として非常に助かっています。マスクを通じてこちらの施設がどのようなことをやっているか知ることにもつながると思います」と話していました。