本博「感染終息視野に
入ったら強力に推進を」

東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、日本文化を発信する「日本博」について、安倍総理大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オープニングセレモニーを中止するものの感染が終息に向かうのを待って、発信を強く進めていく考えを示しました。

「日本博」は「日本人と自然」を総合テーマに、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、全国各地で日本文化を発信する催しですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、14日に予定していたオープニングセレモニーは中止となりました。

こうした中、12日夕方、総理大臣官邸で関係閣僚らが出席して推進会議が開かれ、安倍総理大臣は、「現在は感染の拡大防止に全力をあげているが、終息が視野に入った段階では、日本のすばらしさを国際社会に向けてアピールするため、『日本博』を一層強力に推進していく」と述べました。

そのうえで、「『日本博』が縄文時代から現代まで続く日本の美を各分野にわたって体系的に展開する試みとして、より充実した内容となるよう、文化庁が中心となって、関係府省が連携してさらに取り組みを進めてもらいたい」と指示しました。