朝鮮 東シナ海で2日
続けて「瀬取り」か

外務省は、北朝鮮船籍のタンカーが今月、東シナ海の公海上で、いわゆる「瀬取り」を2日続けて行った疑いがあると公表しました。

外務省の発表によりますと今月16日の昼ごろ、中国 上海の南東、およそ290キロの東シナ海の公海上で、北朝鮮船籍のタンカーが船籍不明の小型船舶に、横付けしているのを海上自衛隊の哨戒機が確認しました。

また、翌17日の午前にも同じとみられるタンカーが、小型船舶に横付けしているのが確認されました。

タンカーと小型船舶はホースを接続していたことから、政府は洋上での物資の積み替え、いわゆる「瀬取り」を行っていた疑いが強いとして、国連の安全保障理事会に通報しました。

「瀬取り」の疑いが公表されるのは、今回の2つのケースで合わせて23例となります。

政府は、北朝鮮の非核化には制裁の着実な履行が必要だとして、アメリカをはじめとする関係国と情報を共有するとともに、連携して監視を強化していく方針です。