75歳以上の医療費
「大きく変えないよう」

75歳以上の人の病院などでの窓口負担の引き上げをめぐって公明党の山口代表は、今の原則1割負担を大きく変更しないよう政府に求める考えを示しました。

全世代型社会保障制度の実現に向け、政府は75歳以上の後期高齢者の病院などでの窓口負担を今の原則1割から2割に引き上げる方向で検討しています。

公明党の山口代表は記者会見で「原則1割負担を大きく変える方向にはならないと思う。公明党として、そこはしっかり提言することになる」と述べました。

そのうえで、「与党の意向を無視して一方的な決定をすることにはならないのではないか」と指摘しました。

公明党は来週にも、今の1割負担を基本としたうえで、生活実態などを踏まえ、所得などに応じて負担を求める制度を検討するよう政府に提言することにしています。