表提出した菅原経産相の
後任に梶山弘志氏

安倍総理大臣は、選挙区内の有権者にメロンなどを贈っていたほか秘書が香典を手渡していたなどと報じられたことをめぐり、辞表を提出した菅原経済産業大臣の後任に、自民党の梶山弘志 元地方創生担当大臣を起用する方針を固めました。

菅原経済産業大臣は平成19年ごろに、みずからの選挙区の有権者らにメロンやカニなどの贈答品を配ったなどと一部で報じられ、衆議院予算委員会で、元秘書が作成したとされる送り先のリストの有無など事実関係を調査する考えを示していました。

そして、24日発売された「週刊文春」で、今月、菅原大臣の地元の支援者の通夜で、秘書が香典を手渡したなどと新たに報じられました。

こうした中、菅原大臣は辞任する意向を固め、25日朝の閣議のあと総理大臣官邸を出る際、安倍総理大臣に辞表を提出したことを明らかにしました。

そして安倍総理大臣は、後任の選定にあたった結果、自民党の梶山弘志 元地方創生担当大臣を起用する方針を固めました。

梶山氏は衆議院茨城4区選出の当選7回で64歳。当時の動燃=動力炉・核燃料開発事業団に勤務した後、官房長官や党の幹事長などを歴任した父親の故 梶山静六氏の秘書などを経て平成12年の衆議院選挙で初当選しました。

そして、衆議院国土交通委員長や災害対策特別委員長などを歴任したあと地方創生担当大臣を務めました。