原経産相の納得いく説明
ないかぎり審議応じず 野党

菅原経済産業大臣の秘書が選挙区内の有権者の通夜で香典を手渡したなどと報じられたことを受けて、野党側は、菅原大臣から納得できる説明がないかぎりは、25日以降、国会審議に応じない方針を決めました。

菅原経済産業大臣は平成19年ごろ、みずからの選挙区の有権者らにメロンやカニなどの贈答品を配ったほか、今月、選挙区内の支援者だった人の通夜で秘書が香典を手渡し、枕花を自宅におくっていたなどと一部週刊誌で報じられました。

立憲民主党など野党側の国会対策委員長が24日、国会内で会談し、報道が事実であれば法律に抵触するおそれがあり、看過できないという認識で一致しました。

そのうえで、25日の衆議院経済産業委員会の質疑の中で菅原大臣から納得できる説明がないかぎりは、その後の衆参両院のすべての国会審議に応じない方針を決めました。

会談のあと立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に「公職選挙法に抵触する可能性も高く、看過できない。事実であれば責任をとってもらう」と述べました。