国党首「虐殺」発言
共産 志位委員長が批判

NHKから国民を守る党の立花党首が、動画投稿サイトで、世界の人口増加への対応として、虐殺を容認するかのような発言をしたことについて、共産党の志位委員長は、国会議員の資格はないと批判し、与野党で対応を検討すべきだという考えを示しました。

NHKから国民を守る党の立花党首は、動画投稿サイトでの対談で、世界の人口増加への対応について「ばかな国ほど子どもを産む。ばかな民族というか。そういう人たちを甘やかすとどんどん子どもを産む。ものすごく大ざっぱに言えば、あほみたいに子どもを産む民族は、とりあえず虐殺しよう、みたいな。やる気はないけど」などと述べました。

これについて共産党の志位委員長は、記者会見で「言語道断であり、民族や他国民の虐殺をあおる許しがたい発言だ。公党の代表の資格もないし、国会議員の資格もない」と批判しました。

そのうえで志位氏は「『またあの党が言ってるよ』というふうに、あいまいにしてはならない。あいまいにしたら日本の政治を腐らせることになる」と述べ、与野党で対応を検討すべきだという考えを示しました。