金受け付け1週間のみ
理解してもらうのは困難」

新たな大学入試に導入される英語の民間試験をめぐり、萩生田文部科学大臣は日本英語検定協会が、およそ1週間にかぎり、予約金の返金に応じるとしていることについて、受験者の不安の解消という観点から、関係者の理解を得るのは困難だとして、期間の延長などを求めていく考えを示しました。

再来年から始まる「大学入学共通テスト」に導入される英語の民間試験をめぐり、日本英語検定協会は、18日から申し込みが始まった試験について予約したあと、受験を取りやめた場合、およそ1週間にかぎり、予約金の返金に応じるとしています。

これについて、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で「前向きに検討してもらった結果だとは受け止めている」と述べました。

一方で、萩生田大臣は「予約の申し込み期限を来月7日とすることや、返金の受け付け期間を1週間のみとすることは、受験者の不安解消という観点から、高校の関係者に理解してもらうのは困難だ」と述べ、返金を受け付ける期間の延長などを求めていく考えを示しました。