やかにSIMロックの
ルール見直しを進めたい」

スマートフォンを契約した携帯電話会社でしか使えないようにする、いわゆる「SIMロック」が他社への乗り換えを難しくしているとして高市総務大臣は、速やかに今のルールを見直す考えを示しました。

携帯の通信料金と端末代金を分離して、他社への乗り換えをしやすくすることを目指す携帯電話の新たな料金ルールが来月、始まります。

ルールのスタートに合わせてソフトバンクとKDDIは、他社の契約者も対象に含めて端末代金を大幅に割り引く新たな制度を発表しましたが、100日間SIMロックをかけることが前提になっているため、有識者などから、実質的に契約者を囲い込む制度だという指摘が出ていました。

これについて高市総務大臣は、17日、報道各社のインタビューに対し、「速やかにSIMロックに関するルールの見直しを進めていきたい。原則としてすべての端末についてちゃんとロックの解除に応じることは重要だと思っている」と述べ、ロックの期間などを見直す考えを示しました。

現在は、端末を一括払いで買う場合は直ちにロックを解除できますが、分割払いの場合は、携帯電話会社が100日程度までロックをかけることが認められています。

総務省は、今後、有識者会議の場でルールの見直しを議論することにしています。